何かをやめるとき、私たちってほんの少し怖くなる。
でもそれ以上に、心のどこかで、ホッとしている。
あなたにも気づいている。
もう十分、頑張ってきた。
家族のため、仕事のため、常識の中でいつも笑顔をつくって、誰かに認められるように、必死だった日々。
気づけば、自分の気持ちを、置き去りにしたまま、ずいぶんと遠くまで来てた。
けれど、人生の後半は違う。
これからは「頑張らない心」を育てて、もっと自分を大切にしていい。
安心して息ができる毎日、心から笑える瞬間。
それを、自分のために、選んでいくことは、わがままじゃない。
知性であり、優しさでもある。
この7日間の、心に寄り添う物語では、脳と心をやさしく整える、心理学・脳科学の視点を通して、もう1度、あなたらしい幸せと
つながるヒントをお届けします。
それぞれ、実際の体験を含んでいるので、あなたの体験と置き換えながら、読んでほしいな。
自由で、軽やかで、気持ちのいい日々は、頑張らないあなたの中に、ちゃんと隠れている。
7つの物語
第1通:ようこそ、変化の入り口へ
・40代・50代に起こる脳と心の変化
・なぜ今、何をしても満たされないのか
・問題ではなく、仕組みとして捉える視点
第2通:不安は、脳のサイン
・脳が不安を感じる仕組み(扁桃体・前頭前野の話)
・未来が見えないからこそ、不安になる理由
・不安をやわらげる3つの言葉がけ
第3通:イライラの正体と向き合う
・更年期と神経伝達物質(セロトニン・ドーパミン)
・自律神経と心の関係
・自分を責めずに、イライラと付き合う方法
第4通:心の奥にある、満たされなさ
・心理学で見る、自己肯定感のゆらぎ
・40代・50代で起こる役割の終わりと再構築
・本当の自分と再会するステップ
第5通:頑張るあなたの休ませ方
・ずっと頑張ってきた脳は、疲れている
・副交感神経を味方にする時間の作り方
・何もしないことが怖い人へ贈るメッセージ
第6通:未来に希望を見出す脳の使い方
・脳はイメージで動き出す
・心の奥から湧いてくる望みを言葉にする
・今からの人生を、あなたらしくデザインする
第7通:今ここから、幸せの物語を生きる
・過去を癒し、今を整え、未来へ進む
・自分の中の、安心の土台を築く方法
・40代・50代からが本番。これから始まる新しい章
こんな方に届けたい
私たちが若い頃は、結婚して子供を育てることが、当たり前の価値観だった。
それが、正しい人生だと、信じて疑わず、常識に沿って生きてきた私たち。
でも今、振り返ると、まるで人生を自分で選べなかった人のように、感じることがある。
誰かの期待や役割に、応えることで精いっぱいで、自分の本当の願いを、見失っていたのかもしれない。
それでも、その道を、歩んできたからこそ、今のあなたがいる。
だからこそ、その経験を大切にしながら、これからは、あなたのための人生を、取り戻していこう。
今、社会では、「おひとりさま」という生き方が、少しずつ市民権を得ている。
その自由さに憧れ、その決断に羨ましささえ感じる。
長い間、夫や子供のために、頑張ってきた自分が、ふと気づくと、何も残っていないような、空っぽな気持ちに襲われることもある。
それは、長い間、誰かのために生きてきた心がやっと、自分を探し始めた合図。
私自身もそうだった。
家族の役割に、尽くすことが当たり前で、気づけば自分の心は、置き去りになっていた。
「このままでいいのかな」と、誰にも言えない孤独と不安に包まれた。
長女であるという呪縛、結婚してもなお、実家の経済を背負うという生き方。
シングルマザーとして、子供たちを育てる日々。
きっと、夫の意向に沿うように、生きてきた人もいるだろう。
義両親の介護などで、自分の時間を使ってきた人も多いはず。
私が人生に迷い、不安に押しつぶされそうになったとき、どうしていいかわからず、ただ立ち止まるしか、できなかった時期があった。
その葛藤のなかで気づいたのは、同じように心が揺れている人が、決してひとりでは、ないということだった。
心が揺れている時、どんな人生を選んでも、きっと、選ばなかった方が、正しいんじゃないかと思えてくる。
けど、そうじゃない。
社会の常識や評価に、縛られるんじゃなく、自分の選んだ道を愛して、正解にしていく。
正解は、どこかにあるものでも、誰かが知ってるものでもない。
更年期になって、体が悲鳴を上げるまで、気づかなかったこと。
更年期は、英語では、Change of Lifeっていう。
文字通り、人生を、新しく生き直す始まり。
だからこそ、この物語は、私自身の体験、そして、お越し下さるお客さまの、体験から生まれた。
頑張らなくてもいい、自由と安心を、共に見つけていきたい。
1歩踏み出すことは、勇気がいるけれど、その小さな一歩が、未来の自分を輝かせる。
心と脳をやさしく整えながら、これからの人生をもっと軽やかに、もっと私らしく生きるために。
あなたも一緒に、頑張らない心で、人生を軽やかにする、7日間の物語を歩んでみませんか。