Spring Field~春の野原

言葉を拾うために描いていた絵。

初めて、言葉が見つからなかった。

そうしたら、ハープ奏者の天舞音さんが、タイトルと曲をつけてくれた。

今日、初めてその曲を聴いて、本当に感動して泣けた。

曲は、天音さんのYouTubeにアップされるかな?

その曲を聴いてて、物語が浮かんできた。

ここから私が書いた物語

春の野原は、色とりどりの花を咲かせ、ボクが目覚めるのを待ってる。

小鳥のさえずりは、その時が来たという合図だ。

僕はゆっくりと起き上がって、カーテンを開ける。

狭い廊下を通って、玄関を開けると、部屋の中とは全く違う世界が、拡がっている。

明るくて、手触りのある世界。

ボクは何をしたらいいのかわからなくて、そこに立ち止まる。

だけど、小鳥や小動物たち、木々や花々は、その広い野原を駆け回るようにと、ボクを促す。

恐る恐る1歩を踏み出したボクは、新しい世界のすばらしさに魅了され、かけまわる。

時には転んでケガをしたり、水たまりにはまったり。

だけど、それさえ、愛おしく楽しい。

この野原に、ただ自分として存在していること。

その喜びをかみしめている。

 

どれだけの時間が経っただろう、ボクは家へと帰る時間を迎えていた。

くたくたになって、思いっきり遊んで満足だった。

雲の上にあるお家に帰って、しばらく深い眠りにつこう。

次の世界はどんな楽しい出来事が、待っているんだろう。

新しい世界はいつだって、ちょっぴり不安だ。

けど、春はいつだって、ボクたちを待っていてくれる。