どこを探しても、欲しい答えは見つからなかった。 本やネットの言葉は微笑みかけ、人の言葉は優しく耳を撫でるけど。      

  海辺に大きな砂山を作り、シャボン玉を飛ばし、花火を楽しんだ。 一瞬でなくなってしまう思い出は、心に夢を植えた。  

  なぜ、泣いている星があるの？ 誰も答えてくれない。 赤い星は、泣いているんだと思ってた。 だって、涙って赤いでしょ？   ＊よく見たら、一文字足りない(笑)     &nbsp […]

  雨が降る日は、枯れたはずの涙が、心の泉からあふれ出す。 雨粒はレクイエムのリズムを刻み、窓ガラスを滑り降りる。    

  落雷とともに大地が揺れ、風が暴れ川が氾濫する。 眠っていたものが、ゆっくりと目覚める。 今、世界に光を放つ。    

  海の底に沈む命。 耳を澄ませると、その息遣いが聞こえる。 どんなに深い場所でも、芽吹いた命は、消えることはない。    

  朝陽を浴びながら、筆を置く。 何もない空間が敷き詰められ、心が宙に舞う。 新しい扉は、いつだって余白の先にある。    

  ブランコには不釣り合いな、缶コーヒー。 子供たちのはしゃぐ声と、優しく見守る誰かの感触。 幸せな時を、記憶する。