アダルトチルドレンの看護師たち
みぶきえみです。
幼い頃、満たされない思いを抱えていた人は、誰かの痛みを、自分のことのように感じる力を育てていく。
その優しさが導くように、人を助ける仕事を選びやすくなる。
看護や介護、セラピーや教育、相手の心に寄り添うことができるのは、自分の中にも、癒されていない痛みがあるからかもしれない。

誰かの役に立つことで、自分の存在に価値を感じてきた。
感謝されることで、少しだけ、心が温かくなった。
その資質が看護の仕事に、ぴったりハマることも多くて、だからこそ選びやすい。
でも、ただ
「役に立つから」
「感謝されるから」
だけじゃない。
本当は、自分が安心したかった。
愛されたかった。
満たされたかった。
その奥にある想いに気づいたとき、「月の記憶」の扉が開き始める。
そして、もともと自分の中にある、透明な感覚に気づく。
それは、自分も大切にしながら、他人も大切にする生き方。
与えるだけじゃなくて、受け取ること。
頑張り続けるんじゃなくて、休むことを自分に許すこと。
「誰かの役に立たなきゃ、自分には価値がない」
そんな思い込みを、そっと手放していくとき、自分にも優しくなれる。
そして気づく、あなたが癒したかったのは、誰よりも、あなた自身だったと。
ゆるしとは、過去の自分に手を差しのべること。
愛されたかった、あの小さなあなたが、生きるために守ってきたルール。
今のあなたが、その枠を飛び出しても、もう大丈夫だよって伝えること。
その瞬間から、人生が緩んでほどけていく。
透明な感覚を取り戻すこと――それは「私も幸せになっていい」と心から思える生き方。
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