父に対する喪失の想いは、別れた時に始まっていた。
みぶきえみです。
今日は父の30回目の命日。
私もあと1年で、父が亡くなった歳になるんだな。
私たちは、人生全般で、両親の影響、とくに、母親の影響を大きく受ける。
胎内にいる時から影響を受け、幼いころには、母親から影響を受けることが多いからだ。
私は、父と暮らしたのは、4歳半くらいまで。
その後は、会う事もなかった。
なので、いろんな振り返りをする中で、父のことを考えることはなかった。
そもそも、父との記憶が、ほとんどないのだ。
でも、「生き埋めにされた感情は死なない」のだ。
母が亡くなってから、父の写真を見る機会があったり、他にもいろいろ、父を思い出すことがった。
星の遺言(命日のホロスコープ)を始める前に、父が亡くなった時のホロスコープも作ってみたけど、インパクトはなかった。
でも、グリーフは、生き別れでも起こるということを思い出して、父と別れた日のホロスコープを作ってみた。
すると、これが、すごくインパクトがあったのだ。
私の太陽に対して、父と別れた日のホロスコープの、土星が正確に重なり、木星が、正確に180度。
社会的な天体に、ガッツリと太陽が捕まっている。
自分が持って生まれた、太陽の力、精一杯発揮してっていわれてるよう。
そのために、この別れが必要だったのだとも思える。
昔は、今ほどシングルマザーが、社会で認められてなくて、呼び方も、母子家庭だった。
父親がいないことで、肩身の狭い思いをしたり、悔しい思いをしたこともある。
その経験が全部、今の私に必要だったと思える。
悲嘆の悲しみや、星が伝える遺言は、死別だけじゃなく、別離の時にも、当てはまるんだなって思った。
ますます、星の遺言を、発展させていきたいっていう気持ちになった。
とはいえ、別離と死別は、違いもあるんだけど。
私は、父に対しての後悔がひとつある。
父が亡くなったと聞いた時に、「お葬式、行きたかったら行ってもいいけど」って母に言われて、行かない選択をしたのだ。
県外だったのもあるし、3歳と1歳半の息子たちを、母に預けなくちゃいけなくなる。
母の手前、なんとなく、行きたいっていえなかったのだ。
そのことが、私の中のずっと奥深くに、横たわっていた。
それに気づいた時は、自分でもびっくりだったけど。
17歳の時に、一度会ってるんだけど、その時の状況・・・父の顔や会話もすべて、全く思い出せない。
きっと、いつかその時のことも、思い出すんだろうか。
両親を失うという喪失は、人生の中で、大きな影響がある。
そして、自分がどんな人生を歩んでいきたいのかを、気づかせてくれることでもある。
大切な人、特に両親との別れの中から、その後の人生を、どのように歩んでいくのかの、サポートをしたいと思う。