20代の頃、子供を持つという喜びを表現することへの恐れがあった。
みぶきえみです。
● 20代の頃、子供を持つという喜びを表現することへの恐れがあった。
こんにちは。癒しの占星家・蛭田えみ(EMMY)です。
私は、若いころから、早く自分の子供を持ちたいって思ってた。
結婚はしなくてもいいけど、子どもは持ちたいって。
今にして思えば、自分のクローンみたいな感じで、欲しいと思ってたのかもしれない。
普通とは違う家庭環境は、友達に話すことも難しく、表面上は明るくても、いつも孤独感があった。
だから、血のつながった子供が欲しいって、思ってた。
ホロスコープ的に言えば、土星・冥王星=太陽/月だろう。
そして、23歳の時に長男を授かり、24歳の時に次男を授かった。
看護師としては、まだ新人の頃で、当然先輩からの風当たりは強かった。
当時の婦長さんは独身だったためか、つわりをはじめとする、妊婦の不調は理解してもらえず、「妊娠は病気じゃないんだから。」と、繰り返し言われた。
今なら、マタハラ?(笑)
先輩からは、「仕事も、まともに、できんうちに」「子供を産んだら偉いってわけじゃない」って、言われた覚えがある。
まだまだ、仕事か家庭かって言われる時代で、新人のうちから子供を産む=仕事をなめてる、みたいに言われたこともあった。
だから、子どもを授かったことはすごく嬉しかったし、生まれた時も、人生でこれ以上の幸せはないと感じたけど、喜んじゃいけないって、感じてた。
喜んじゃいけないっていうか、喜ぶことで、自分が傷つくのを避けたかったのかも。
そして、子供を持つことが叶わない年齢の先輩が、ぽろっとこう言ったのも覚えてる。
「やっぱり女は子供を産まんと、価値がないって思われるよね。」
ホロスコープ上では、5ハウス(子供)の支配星が、双子座0度の木星なんだから、ホントは、もっと素直に喜んでよかったんだと思う。
そんなことが、ずっと心の奥にあった。
私に人生にとっては、間違いなく子供を授かったことは、大きな喜びだ。
でも、それを言う事で、傷つく人がいるって思うと、言うのが怖かった。
子供のいない人生を、否定してるわけじゃないけど、子供は素晴らしいって言ったら、そんな風に受け取られてしまうんじゃないかって。
そんな葛藤が、しばらくあった。
文字にしても、言葉にしても、発信することで傷つく人がいる。
意図的にではなくても。
子供が欲しくてできない人は、紙おむつのCM見ただけで腹が立つって、言う人もいた。
子宮を摘出した人は、ナプキンのCM見るたびに、涙が出るって言ってた。
誰も傷つけちゃいけないって思うと、発信できない。
いや、傷つけちゃいけないっていうより、自分が誰にでもいい人って、思われたかったんだ。
今なら、もっと素直に、自分に起こった喜びを表現できる。
子供たちは、私の人生にとって、間違いなくなくてはならないものだし、今まで経験した事もないような、喜びを与えてくれた存在だ。
私の5ハウス支配星の木星は、アセンダント/キロンでもある。
子供たちは、私の傷を見せてくれる相手でもあり、だからこそ、表現できることがあるって、教えてくれた。
またこの木星は、天王星/海王星という怪しさ(笑)
だから、子供たちを通して、不思議な経験を何度もしているし、子供たちのふとしたひと言が、人生の基盤にさえなっている。
自分の喜びは、もっと素直に表現していい!
そう思えるだけで、人生って豊かになる。