母親には感謝しないと、幸せになれませんか?
みぶきえみです。
コンサルにお越しくださる方は、ガッツリ恋愛100%の人はいない。
仕事のことも多いけど、根底にあるのは、母親との関係。
「母親には感謝しないと、幸せになれませんか?」
これは、よく聞かれること。
恨むより、感謝したほうがいいに決まってる。
みんなそれはわかった上でのことなんだよね。
感謝できる自分の方が、いい人に思えるし。
だけどね、自分の気持ちに蓋をしたまま、うわべだけの感謝を口にしても、仕方ないんじゃないかな。
それは、沸騰してる鍋に、無理やり蓋をしてるようなもの。
子供の頃って、どんな扱いを受けていても、親をかばう。
大人になってからも、お母さんにも事情があったはずだって、傷ついてないふりをしようとする。
本当にそれでいいのかな。
傷ついてる自分、苦しんだ自分を、まずはちゃんと見ないと。
母親に感謝するのなんて当然って言える人は、ある意味、親子関係が良好だ。
母親との関係に苦しんでる人は、ふたつのパターンがある。
ひとつは、愛されているのに、それに気づけない人。
過去を紐解いたり、自分は被害者だっていう感情をケアしていくと、本当のことが見えてくる。
そうすると、本当に母親に感謝できるようになるのだ。
もうひとつは、本当に過酷なものを背負ってる人。
まずは、その自分をケアして、怒りをぶつけることから始めないと、感謝になんてたどり着かない。
いい年して、子供の頃のことを、根に持ってるなんて・・・って、自分を責めちゃだめだ。
あの時、飲み込んだ思いを、開放していい。
自分を大切にして、自分を好きになって。
まずそれが先だ。
親に感謝できない、親不孝者といわれたら、ほっとけばいい。
親孝行をするために、生きてるわけじゃない。
ボロボロに傷ついたままじゃ、誰かを愛するなんてできない。
自分の人生を、好きになって、幸せだと思えた時、こう思えたらいいんじゃないかな。
「生まれてきてよかった。ありがとう。」
別に、母親に向かってじゃなくても。