占星家にできること
みぶきえみです。
占星術って、本当に面白くて、奥が深い。
好きになった人にしか、わからない感覚だけど。
こんにちは。星の表現者・蛭田えみです。
最近、占星家にできることって、何だろうって、考える。
未来を予言することでも、人生を言い当てることでもないのは確か。
ホロスコープの表示には、素晴らしいものが沢山ある。
だけど、クライアントさんが、「それは違う」って思ったら、その力は発揮されない。
どんなものを持っているのかより、持っているものを肯定して受け取れるかどうかだ。
だとしたら、その素晴らしい宝物を、ちゃんと見ることができるように、自分と対話する場を作ること。
それが、最も重要なんじゃないかと思う。
ひとつの星の象徴には、無限の現実がある。
何を選び、どう使うのかは、自分次第だ。
そして、占星家は、出生図が表す可能性を、限定しないこと、諦めないことだ。
たとえ、クライアント自身が否定しても。
そして、トランジットやセカンダリー、ソーラーアークが表す時期表示に、何を経験したのか。
それは、どのような記憶となって、蓄積されているのか。
そこを紐解き、出生図の可能性を、使えるようにすること。
多分、多くのことはできない。
クライアントさんが、自分の星と対話できるよう、心の中にも、実際の場としても、スペースをもたらすことって思う。
どんな手法であったとしても。
じゃ、なぜ占星術なんだろ?
これは、考えて文字にすればするほど、後付けになる。
大好きだし、素晴らしいと思うからかな。
だから、占星術なんて意味がないって言われても、私にとっては、人生を支えるほどの意味がある。
人は、誰かに言われたことより、自分で納得して、選択したものには支えられる。
こうありたいという希望も、見えてくるからだ。
だけど、誰かに言われたからって、行動する根底には、ちゃんとしないと、悪いことが起こるっていうような、思いもある。
怖いものから逃れるための行動は、心身を蝕む。
寿命は決まっているのか、自分の行動で決まるのか、確信を持って、こっちだとは言えない。
わからないんなら、今を生きることに、心を注ぐしかないんだよね。
怖いこともある、不安になることもある。
だけど、そんな時に、「自分であること」が、拠り所になるなら、素敵だ。
そんな風に、自分を受け入れられるような、対話をするスペースをもたらす、占星家に、なりたい。
もちろん、私自身も、共に成長していきたい。