インナーチャイルドの癒しと小惑星リリス

みぶきえみです。


*占星術でよく使われるリリスは月の遠地点。
 今回のテーマは、小惑星リリスです。

小惑星リリスは、二元性の世界を創る前の、分離のない原始的なエネルギー状態。

分離がない状態とは、つまり、何も失っていない、何も奪われていないという状態だ。

もともとの私たちの世界。

 

インナーチャイルドと二元性と統合性

二元性の世界では、光と闇、善と悪、男性性と女性性といった、対立する概念が存在し、それらが相互に補完し合うことで、この物質世界が成り立っている。

しかし、こうした対立を超えた、統合された世界も存在するという考え方がある。

これは、「空」や「無」といった概念、または、宇宙意識やゼロポイントフィールドのように表現されてる。

インナーチャイルドは、二元性の世界に強く影響を受けている。

幼少期の経験は、善悪、光と闇、愛と恐れといった、二元的な対立を通じて形成される。

例えば、愛されることと拒絶されること、成功することと失敗すること、これらの対立する概念が私たちのインナーチャイルドに深く刻まれている。

 

インナーチャイルドとリリスとの関係

リリスが象徴する、原初の私や全体とつながっている私は、インナーチャイルドの視点から見ると、純粋でありのままの自己と関連している。

インナーチャイルドは、本来の純粋な自己を反映しており、外界の影響を受ける前の無垢な存在だ。

リリスが示す統合されたエネルギーや全体性は、この純粋な自己と重なる。

 

インナーチャイルドとワンネスと個の存在

ワンネスや覚醒体験などの言葉が示すのは、すべての存在がひとつの源から生まれ、そこに帰っていくという考え方。

この源は個々の意識を超えた統合された存在であり、すべてを包含してる。

インナーチャイルドの癒しは、自己と全体とのつながりを、再発見することにもつながる。

幼少期の未解決の感情を解放することで、私たちは再び全体とひとつであるという、感覚を取り戻すことができる。

これは、ワンネスの体験や覚醒体験と共鳴する。

 

インナーチャイルドと母胎回帰の欲求

インナーチャイルドの癒しと、母胎回帰の欲求は密接に関連している。

人は根源的に母胎回帰の欲求を持ってて、母親との感情的なつながりが強い。

母親が包容性や寛容性、慈愛を象徴するからだ。

この傾向は、欧米に比べ日本は顕著だといわれている。

母胎回帰の欲求は、人が無意識のうちに母親の胎内にいた頃の、安定感や安心感、保護された状態を、再現しようとする欲求。

この欲求は、生命の根源的な安全や安心を求める、深い心理的な欲求とされてる。

つまり、本来の自分に戻れる場所を、探すという感じでもある。

一般的に、父親より母親の死が、強い心理的影響をもたらすのは、このためである。

母親との関係がよくても悪くても、インナーチャイルドが傷つき、感情的に母親との結びつきが大きい時、母親の死は、安全な場所を奪われた気持ちになる。

母ロスという状況が起きるのは、癒されていないインナーチャイルドの、問題であるともいえる。

これは、インナーチャイルドの癒しと共に、自分自身を深く理解し、自己愛を育むことによって解決される。

このプロセスを通じて、私たちはより統合された存在としての、自分を発見し、自己を受け入れることができる。

つまり、再び安心・安全で、愛される感覚を取り戻すことだ。

インナーチャイルドが癒されると、人は自分の中に安心感や安全感を見出し、外部に過度に依存する必要がなくなる。

インナーチャイルドの癒しは、純粋な自己、分離のない原初の私を再発見し、統合された存在として生きるための、重要なステップなのだ。

私にとってリリスは、月とスクエアで
さらに・・・
=火星/冥王星(0’00)
=火星/土星(0’03)

土星と冥王星は=太陽/月で、私のホロスコープの中で強調されてるとこ。

惹かれてやまないもの納得!