母親の強い支配に苦しむ娘たち~あなたの星を抑圧するもの
みぶきえみです。
このブログを読んでくれてる人は、女性が多い。
「娘」という立場を持っている人。
ホロスコープの中には、両親との関係が、如実に表れてるけど、母親の支配から、抜け出すことにもがいている人は多い。
ひとつでも、きっかけをつかむことで、その支配から、抜け出すことができる。
疑う事もなく刷り込まれていく母親の想い
そもそも、子供の頃は、母親がルールみたいなもんだ。
少し大きくなってから、他の家との違いに、カルチャーショックを受ける人もいる。
母親の刷り込みは強い。
大人になっても、母親の呪縛に縛られているのは、あなたが弱いからじゃない。
0~3歳の乳幼児期の脳波は、主にシータ波が出ていて、いつも催眠状態に入っている。
周りの言葉かけが暗示となって、潜在意識に無防備に入っていく状態だ。
その後も、同じような暗示が繰り返されると、確固たる信念として、私たちの中に入り込んでいく。
精神論で片付けられる話ではないのだ。
〇〇すべき、あなたは〇〇な子・・・
無意識に信じ込んでしまう、母親の言葉や想い。
そして、きっと母親が求めているであろう正解を探す。
まずは、コンサルを受けてくれた方の、こんなご感想から。
母親との関係は、もう終わったと思っていました。
私もいい年だし、今さら、子供の頃のことを言ったって、仕方ないと、思っていたからです。
それより、旦那のことが悩みだったのに、いきなり、母親の話から始まったセッションは、実は、違和感がありました。
ホロスコープから見てもらったことや、旦那への思いをしっかりと聞いてもらったことで、母とのことで、思いだしたことがたくさんありました。
でも、母に対するもっと甘えたい気持ちが、数倍になって、屈折して、旦那に向かっている、ということを、なんとなくわかりましたが、すっきりはしてませんでした。
先日、(略)・・・なことがありました。
それではっきりと、母に求めきれなかった愛が、過剰に旦那に向かっていることに気づきました。
ハッと気がついたとたん、涙があふれてきました。
それに気づいた後から、不思議なくらい、旦那に対して寛容な自分がいます。
そうしたら、旦那が何だかとっても、優しく思えてきました。
私の気持ちも穏やかです。
今まで、なかなか、良くならなかった、旦那との関係が、変わりつつあります。
ありがとうございました。
先生の言葉、心に響きました。
まさに母親の人生を歩いていくことが正しいと思っていた自分に、ガツンと来た感じです。
自立したいと言いながら、実家が心地よくて、そこを選んでいる。。。
自分の選択だっていう、自覚を持たないと進まないんですね。
このままだと結婚相手も母に決められてしまいそうで怖いです。
自分の人生を取り戻すこと、真剣に考えたいです。
間違えてほしくないのは、母親を悪者にすることが目的ではないってこと。
確かに、子供の頃の母親との関係は、大きく影響を及ぼす。
でも、それで母親を責めても、何も変わらないのだ。
その状況から、自分がどう変わっていくのか。
母親の強い影響のもと、自分の本来の力が育たなかったのだと自覚したら、自分で育てていくことができる。
自分で行動を変えていくのだ。
そのプロセスこそが、あなたの才能を育てる、最も適切な方法だから。
自由に使えるお金と引き換えに、実家で暮らすという選択をしたのは、あなた。
お金がない、親が反対したなんて言うのは、単なるいいわけだ。
本当に、自分の人生を歩きたいなら、言い訳なんていらない。
そうして、物理的にも、精神的にも、親元から離れ、自分を取り戻す人も多い。
一緒に住むこと自体が、悪いわけじゃない。
だけど、一緒に暮らしていると、母親の影響から抜けるのが、難しいことは確かだ。
そして、いったん母親の支配から抜け出した後、こんな転機がやって来る。
母親の選択と同じなのはいけないこと?
母親の支配を抜け出すってことは、すべて母親とは対のことをすること?
それは違う。
まずは、こちらのご感想を読んでみて。
母親の言いなりな自分、そこから抜け出して、自分の人生取り戻したって思っていました。
でも、結婚する時、迷いが生まれました。
今の主人が、母親が理想とする人に重なっていたからです。
本当に私が選んだのか、母親の理想の人を選んだのかわからなくなってしまいました。
そんな時に、コンサルを受けました。
「母親の支配から抜け出すことは、母親に反抗することじゃない」
この言葉で、胸につかえていたものが、スーッと落ちていったような気がします。
私が選んだものが、母親と一緒でもそうでなくても、関係ないって、思えたことは、今もとっても役立っています。
母親からの支配を抜け出したあとの大きな選択。
それが、母親の理想とするものだったら、迷いが生まれてしまうのも当然だ。
だけど、母親の支配を抜け出すことは、母親に反抗することや、母親と反対のことをすることじゃない。
この選択が、母親にとってどうかではなく、自分の選択かどうかが大切。
しかし、結婚後の生活で、再び距離が近づくことがあるのだ。
結婚・出産という転機
いったん、母親との距離をうまく取れた人も、結婚・出産という転機で、元にもどってしまうことがある。
大人になって、仕事のこと、日常のことは自分で決められても、結婚は、まだまだ家族の行事だ。
そして、結婚相手は、○○な人っていう刷り込みを受けている人も多い。
どちらも、お祝い事であると同時に、「妻・母」となったあなたの場所に、母親が共にいようとするからだ。
結婚が決まって、新居の家具や家電を、旦那さまではなく、母親と買いに行ったという人は、少なくない。
ちょっとした、調理器具だったらいいけど、部屋の雰囲気を決める、カーテンやソファ、部屋のレイアウトまで、母親が決めている場合もある。
もしかしたら、母親の意見の方が正しいかもしれない。
だけど、それは問題じゃない。
間違っても、失敗しても、彼とふたりで作り上げていくことが、重要なのだ。
男性の中には、彼女と結婚したのか、母親と結婚したのかわからないという声も、結構ある。
こうなると、母親の支配は、あなたの新しい生活の行く末に、影響するのは明らかだ。
夢見ていた、夫婦で思いあい、支えあう生活からは、遠のくばかり。
新しい生活のスタートは、夫婦で話し合ったりぶつかったりしながら、形づくっていかなきゃいけない。
さらに、出産は母親との距離を近くする。
産後数週間、実家でゆっくりすることは、身体のためにも、悪いことじゃない。
でも、その後ずっと家事育児を、母親にゆだねてしまうのは避けないといけない。
確かに、新米のパパである夫より、育児経験のある母親の方が頼りになる。
時々頼ったり、息抜きしたりすることは悪いことじゃない。
だけど、新しい家族をつくることにエネルギーを注がないといけないのだ。
母親との付き合い方
どれほど、母親の強い影響を受けているのかは、あなたのホロスコープでわかる。
そして、どう抜け出していいのかも。
だけど、今のままは嫌だといいながら、ぬるま湯のような生活を変化させることは、容易ではない。
母親の支配から抜け出すことは、母親を見捨てることでも、ないがしろにすることでもない。
自分の意志をしっかりと持ちながら、健全な関係を築くことが大切だ。
あなたが持って生まれた星の力は、あなたの人生を思いっきり生きたがっているんだから。