天体のエネルギーの調和・不調和
みぶきえみです。
天体や星座には、様々な面がある。
調和的に使うのも、不調和に甘んじるのも、私たち次第。
こちらの記事も参照
自分が持つ才能を最大限に生かすには、意志が必要だ。
星の才能を調和的に使うと、こんな感じになる。
だけど、不調和だとこんな感じ。
実際は、すべてが不調和ってことはないけど、そのトゲトゲしたエネルギーは、他のところにまで影響を及ぼす。
特に、月の不調和は、人生のすべてに影響をもたらすほどだ。
それは、月に記憶され、両親からかけられた魔法。
幼少期にインストールしてしまった、いらないものを解放し、自分の未来のための新しいプログラムをインストールすること。
だから、星の才能を発揮するために、月を調和させるように、感じ方や考え方を変えることが必須だ。
月が抱える不調和は、周囲の期待に応えようと懸命になるという形で現れることが多い。
いわゆる、アダルトチルドレンやHSPのような、生きづらさを抱えることになる。
なので、占星術で人生が変わった人の多くは、月を調和させることから取り組んでる。
あなたの月のエネルギーは、調和的に働いてる?
天体の調和・不調和を、トランジットの影響から、ざっくりと見てみる。
*トランジット=現在の星の動き
トランジットの天体が、出生図の星に影響を与えるとき、木星ならラッキーなことが起こって、土星なら苦しいことが起こる・・・わけではないのだ。
それぞれの星が伝える、望ましい変化とそうではない変化がある。
特に、トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)の、太陽や月、アングルへの影響は大きい。
自分のホロスコープの中で、その時期がいつやって来たのか、どんな気持ちの動きや現実の変化があったのかを、チェックしてみてほしいな。
木星~報酬と自信過剰
好機・報酬・他者肯定・拡大・成長・楽観性
より良い未来を築くチャンスを見出し掴み取るチャンスの時期
自信過剰・プライド・怠惰・ルーズ・偽善
自己過信とプライドによる自己満足・詳細の見落としによる愚かな選択。
自分にはもっと希望と機会がある、この人生にはさらなる意味があると思えるような気持になる。
ひとつの扉が閉じたら、次の扉が開くはずという確信が持てたら、これまでに経験したことのないような、より大きな、より素晴らしいものを、求めることができる。
しかし、この社会に考慮が必要な危険はないとか、放っておいてもうまく行くはずなどと思っていると、思いがけない落とし穴に落ちることがある。
自分だけは大丈夫だというような尊大さや自我肥大ではなく、自分も他者も同じように尊敬すべき存在だという経験をすることが必要だろう。
土星~自信と絶望
自信・現実性・成熟・忍耐力
現実を見据えた効果的な決断。
絶望・抑うつ・自己否定・抑圧
現実との衝突。他の可能性を見出せず、状況打開は不可能であるように感じる。
現実を冷静に正確に見つめ、それに対応する力を育てる。
願望的思考を手放し、自分の能力の射程範囲を見定める。
そのために、一見大変だなというような出来事に出逢うこともある。
本当にしたいことをするための、準備と覚悟を持つこともあるだろう。
自分の人生の、責任と義務の認識し、自分を鍛えることができる。
しかし、この世界には、もう面白いものはない、人生は苦しいだけだという想いに支配されると、苦しくなる。
イライラ、隠れた怒り、悲しみ、絶望を感じることがあっても、その奥にある希望を見つけることができる。
天王星~個性化と迎合
個性化・独立・革新・突然の変化
周囲(家族・友人・同僚)が抱く自分への望みや印象と、本当の自分の個性の区別。自分を作り変えること。
周囲との迎合・過去にとらわれる・孤立
過去の慣習に囚われた生活、今の自分にそぐわない人生
世間やこれまでの常識から自分を打ち破り、「個」になる。
家族、友人、共同体などから意識の上で、へその緒を切る。
突然の価値観の反転を、受け入れることで、ルーティンからの解放が起こる。
しかし、単に表面上の変化を求めると、○○「からの」自由、安易な反逆、否定のための否定となる恐れがある。
心から望む方向への変化ということが重要で、その大きさや派手さは必要ではない。
海王星~夢や理想と現実逃避
静穏・創造性・ひらめき・インスピレーション・慈悲・夢と理想
新たな構想・ひらめきを得ること。自己超越。人生の荒波の中でも静穏と創造性を経験できる能力。
困惑・虚偽・依存・現実逃避
薬物・アルコール・その他の逃避行動。偽り。エゴの弱体化・転倒・失敗。
美しいもの、この世を超えたビジョンを思い描く。
神的なもの、超越的なもの、目に見える以上のものを真摯に受け止める。
自分を超えたものを「正気のままで」「意識のもとに」受容することができる。
大きな夢を持つことが、人生を豊かにすることを知り、大いなるものに委ね、創造性を発揮していく。
しかし、現実に向き合う準備ができていないと、混乱、病的な陶酔、殉職者願望、罪悪感などにさいなまれ、現実逃避をしてしまう可能性もある。
安易な形でのエクスタシーを求めるのではなく、本当に望むものを受け取る豊かさを知る。
冥王星~劇的な変化と心の闇
必要な破壊と再生・カリスマ性・影響力・運命的・劇的な変化
自分の魂の傷を癒し、抑圧されていたエネルギーを取り戻すこと。人生における使命感を得ること
支配・洗脳・力の誇示・力の悪用・独断主義・心の真の闇
力の悪用。自己権力の拡大。抑圧されてきた感情の再浮上による破壊的な行動
自分自身の最も深い欲望や恐れを直視する。
性や金銭、権力などのタブー領域に踏み入れることで、自分が持つ大きなパワーを知ることができる。
個人ではどうしようもない(と感じられる)パワーと向き合う。
先祖や民族などの、深い領域、脈々と受け継がれてきたものを見つめ、必要がないものは終わらせるという決断。
しかし、怖れのあまり、自分の自然な気持ちや周囲までも、コントロールしようとする気持ちになることもあるかもしれない。
そう気づいたら、過去からのカルマを、繰り返しているのではないかという疑いを持ち、ここで終わらせるという、強い決断をする。
それぞれの天体の参考記事も読んでみてくださいね。
また、検索窓から「土星」「天王星」というように、検索してもらったら、その他の記事も出てきます。