木星回帰が表す、12年周期のテーマ
みぶきえみです。
幸運の星と言われている、木星。
この木星は、12年でホロスコープを1周する。
およそ、12年ごとの、人生のテーマの変化を、見せてくれる。
12年ごとのテーマを見る前に、まずは丁寧に、出生図の木星の状況を見ること。
例えば、私の木星は、双子座10ハウスで、5ハウスの支配星。
さらに、12ハウス支配星、山羊座・6ハウスの月とトライン。
そして、この木星は、海王星/冥王星を持ち、海王星=木星/Ascだ。
社会的な役割と、子供や娯楽に関するテーマ。
そのテーマを通して、スピリチュアルなものに触れ、職業にしていく表示だ。
だから、私の木星周期は、社会的な役割や子供娯楽などの事柄として、現れることが多い。
出来事としては、子供関連のことが多いけど、その出来事に対して、私がどういう経験をして、どういう成長をするのかという事が重要なのだ。
木星は、12年という周期だから、その年だけに、何かが起こることを、暗示しているわけじゃない。
この木星の質が、12年ごとに、どのように表れるのかを、木星回帰図で見ることができる。
木星回帰って、生まれた時のホロスコープの木星と、同じ場所に木星がやって来る時のこと。
木星回帰は、約12年ごとに訪れる。
その中でも、48歳前後に来る木星回帰の影響は強い。
何故かって、木星は、45歳から55歳を担当しているから。
回帰図には、その人の傾向みたいなものがあって、5枚の木星回帰図を作ることで、社会にどう貢献していきたいのか、どんなことで認められたいのかがわかる。
12歳の木星回帰
私は、13歳の時に、引っ越し、転校することで、環境が大きく変わり、その後の人生に影響した。
出生図と同じように、社会的立場と娯楽がテーマ。
木星回帰図の木星は、アリエスポイントの火星とトラインだ。
それまでは、成績もずっと学年トップ。
数学が大好きだった。(←この才能は、二男い持っていかれた。)
でも、転校生してから、遊ぶことがとても楽しくなった。
社会的な環境(10ハウス)が変わることで、娯楽(5ハウス)に目覚めた感じかな。
ちょっと都合がいい解釈だけど(笑)
24歳の木星回帰
24歳の時には、次男を授かり、シングルマザーで、二人の息子を、育てて行くことを決めた。
これも、子供に関すること(5ハウス)、社会的な立場(10ハウス)に関することだ。
木星はアセンダント上で、自分がどう生きたいのかって、問いかけられてるよう。
木星は、7ハウスルーラーでもあるから、ここからの12年、パートナーシップに関することがテーマだ。
実際、この離婚の後から、11回もプロポーズされることになった。
結局、どれも身を結ばなかったけど。
MC上のパラスが、ひとりで潔く生きていくっていう決断をさせたのかも。
36歳の木星回帰
36歳頃は、忙し過ぎて、ほとんど記憶にない。
忙しく働いていたことは事実ですが。
子供たちは、ちょうど中学生になった頃なので、思春期問題に直面していたかも。
木星は6ハウスルーラーで、他の天体は12ハウスにてんこ盛り。
臨床で、毎日のように死に向き合い、生きるとは何かを考えた時期だ。
同時に、カラーセラピーに出逢って、人生が大きく変わった時期でもある。
IC上にセレスがあることを考えると、子育てもテーマだったんだろう。
シングルマザーだった私が、子供たちをちゃんと育てることは、それに必要な、お金を稼ぐってことだったかも。
48歳の木星回帰
そして、48歳の時、次男が就職し、子供に対する、ひとつの責任が終わった。
木星は8ハウスで3ハウスルーラー。
アセンダント上には土星。
この土星は、今から試練が課されるというより、大きな責任を終えたっていう風に感じられる。
長男には子供が生まれることになり、命が続いて行くことの、神秘を感じた。
これは、8ハウス的でもあるけど、大きく見たら、社会的な責任(10ハウス)の変化と、子供たちに関連すること(5ハウス)だ。
月は、牡羊座0度。
ある意味新しい始まりだ。
60歳の木星回帰
木星はチャートルーラーで、太陽・金星を伴って6ハウス。
これは、楽しそう。
年齢を重ねると、ますます楽しくなるのかな。
木星の影響を見ることの意味
木星は、豊かさであると同時に、傲慢になり自制心を持たないと、手痛いしっぺ返しをする。
だけど、自分のホロスコープのテーマに沿って、その力を使おうとする時、文字通り豊かさが与えられる。
木星は、人生観や人生哲学をつくる経験を促す。
だから、日々触れることに、丁寧に向き合いながら、「今を生きる」ことを心がければ必ず木星は、豊かさを与えてくれる。