水星逆行って、ホントに星が反対周りになるわけじゃない。
みぶきえみです。
水星や金星の逆行記事、たくさん読んでもらってるみたい。
それで、こんな質問をもらった。
「水星逆行って、星が反対周りになるんですか?」
実際の星は、逆走したりしない。
太陽の周りを、規則性をもってまわってる。
あくまで、見せかけの動きで、反対に動いてるように見えるだけ。
だから、天文学的には、水星逆行っていう特別な捉え方はしてなくて、天体の見え方としての、順行・逆行っていう考え方なんじゃないかな。
占星術的には、太陽を中心とした動きじゃなくて、地球を中心にした動きを見てる。
だから、太陽も星座移動するし、月も満ち欠けをする。
実際の空の星座と占星術で扱う星座は、別物だけど、これはまた別の機会に。
天体は、通常ホロスコープを反時計回り(左回り)に動く。
ある一定の期間、それとは逆の時計回り(右回り)に移動することを、逆行っていう。
獅子座なら、獅子座1度→獅子座2度→獅子座3度と進むけど、その逆で、獅子座3度→獅子座2度→獅子座1度と進む。
下の図のような感じ。
地球と水星は動く速さが違うから、位置関係が、向かって右のようになる時も、左のようになる時もある。
天球の星を見ると、向かって右の位置関係の時には、順行に見えて、左の位置関係のときには、まるで水星が、反対側に動いているように見える。
水星だけじゃなくて、金星も内惑星なので、同じように見える。
*天球とは、空を、地球上の観測者を中心として描いた球面で、すべての天体がこの球面上にあると見なす。
外惑星も考え方的には同じですね。
図を作る余力がなかったので、省略(笑)
なるべく簡単に説明してみたけど、どうかな?