人生に一度しか訪れない、キロンのリターン(回帰)が伝えるもの
みぶきえみです。
人生に一度しか来ないリターンとして、チェックするのは、キロンリターン。
約50年で1周なので、2回来る人もいるけど、少数だ。
キロンのリターンが伝えるのは、どんなことだろう?
その前に、そもそもリターン(回帰)って何っていうところから。
ホロスコープの天体が、生まれた時と同じ位置に戻ってくることを、リターン(回帰)っていう。
毎年やって来る、ソーラーリターン(太陽回帰)が有名。
1年に1度やって来る、ソーラーリターンは(太陽回帰)、毎年のテーマを知るのに役立つ。
それ以外にも、約29年周期のサターンリターン(土星回帰)も、よく知られてるかも。
人生の大きな枠組みを、見直す時期。
やってきたことの、収穫を得る、ジュピターリターン(木星回帰)
行動の方向性をチェックする、マーズリターン(火星回帰)
サターンリターン(土星回帰)の次は、84年に一度やって来る天王星回帰。
さすがにここからは、新しい方向性・・・ってことじゃない。
キロンのリターン(回帰)って、何を伝えてくれてるんだろう。
キロンの視点から見ると、私たちは傷をいやすために、人生を旅する。
旅が終われば、傷は完全に癒されるのだろうか?
キロンが伝えてくれるものは、単に「傷をいやすと楽になる」っていうことじゃない。
誰もが傷を持ってるけど、だからこそ、人生を歩いていく価値がある。
傷を負っているから、その傷を癒したいと願い、考え行動することで、沢山の経験をする。
その経験の中で培われたものが、やがては人のためになる。
それが、自分の人生の使命を歩くことにつながるのだ。
私のホロスコープでは、キロンは、社会の中で自分らしく表現するというポイントにある。
だから、キロンの傷は、自分らしく仕事をすることに、直結してる。
子供の頃の、傷といわれる経験は、ここに役立つことになります。
キロンの転機は、50歳までに4度訪れる。
何歳にやって来るのかは、ホロスコープによって違うんだけど。
私の場合は、21歳、29歳、35歳、そしてキロンリターンの50歳が転機。
私の転機は、「自立する」という現実的な経験で、それが、「自分らしく」につながっていくのだ。
21歳は、看護師になって就職した年、文字通り経済的な自立だ。
29歳は、離婚後に暮らしてた実感を離れ、子供たちとの生活になった。
自分の人生を自分で担うという責任だ。
35歳は、看護師生活最後となる血液内科に、移動になった年。
人が生きるということ、死ぬということに、徹底的に向き合った7年間だった。
そして、50歳になった2015年、占星術専門サロンにリニューアルするための、きっかけを得て、その方向に動き始めた。
キロンのリターンがやって来て、本当に魂から満足ができる、生活を手に入れたと思ってる。
キロンリターンの意味を知るには、まずはあなたの出生図のキロンを、丁寧に調べることから。
理由もなく不安になること、距離を置きたいと思うことなどに、あなたのキロンの傷が隠されてる。
もしくは、人生の経験の中で、傷に出逢うこともあるだろう。
キロンリターンは、あなたの傷は、あなたの人生を豊かにするためにちゃんと使ってる?っていう確認をしてくれる。
あなたのキロンは、人生の使命を歩く方向性を、示してくれるのだ。