潜在能力と人生への欲求から知る天職
みぶきえみです。
天職って何だろう?
一度はそんな風に考えたことがあるんじゃないかな。
あなたは、○○が天職ですって言われたら、どんな気持ちになるだろう?
安心感を求めているかもしれないし、成功する道を探しているかもしれない。
だけど、占星術的に見ることができるのは、潜在能力と人生への欲求だ。
その組み合わせと今までの人生経験から、本当に満足できる仕事、天職を見つけていく。
占星術では、10この天体が種の中に入ってるようなイメージで、それぞれの星座をひも解くことから始まる。
お互いに影響しながら、育っていく。
そして、この記事では天職にフォーカスしたことを、書いていく。
目次
MC拡張法
MCは、10ハウスの始まりであり、社会での自己表現の方法を表す。
なので、社会的にもそして個人的にも、満足できる方向性を、探すことができる。
MCの星座から、支配星で繋いでいく。
例えば、MCが天秤座➡支配星は金星➡金星は牡羊座➡支配星は火星・・・という具合。
そして、どんなネットワークが出来上がるのかを、見ていくのだ。
私の場合は、MCが牡牛座で、金星も牡牛座なので、何のネットワークもないけど(笑)
そして、MCやMC支配星と、タイトなアスペクトを作っている天体も参考にする。
*支配星一覧はこちらから
月が表す「最重要の欲求」
月は、心の安定ともいわれるけど、どんな時に気持ちは安らぐだろう。
それは、自分の欲求が満たされている時だ。
月は、人生の中でも、最重要な欲求を表す。
なので、月の星座やハウスを、考えることは外せない。
例えば、魚座なら、癒しの要素や非現実的な要素が必要かもしれないし、山羊座なら社会的に認められることや、魂と現実をつなげることが必要だろう。
サイン・ハウスの強調
ひとつの星座やハウスに、天体が集まっている場合は、そこがテーマだ。
3つ以上の天体があれば、その星座やハウスは強調されているといってもいいだろう。
3つが、星座もハウスも同じ場合は、その星座&ハウスのテーマが非常に強いといえる。
太陽/月のミッドポイント上の天体
このエネルギーは、実際の天体があるわけじゃないけど、ホロスコープの中で、非常に強い感受点だ。
ここに天体がある場合は、ホロスコープ全体を率いるほどの力がある。
月は最重要の欲求、太陽は生まれ持ったエネルギー。
これらのふたつを、最大限に発揮できる場所だからだ。
アリエスポイントにある天体またはミッドポイント
アリエスポイントは、活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)の0度。
このポイントは、必要なもの、欲しいもののために、大きなエネルギーをもって行動できる、強いポイントだ。
ここに、天体、もしくはミッドポイントがある場合、その質は、世界に向けて表現されたがっている。
オリエンタル天体
東の地平線を太陽が昇る前に、上っている天体。
ホロスコープ上では、時計回りで、太陽の次にある天体だ。
水星は太陽の近くにあるので、オリエンタルの位置にあることが多く、考慮に入れないとする場合もあるけど、多いから意味がないっていうのは、どうなのかなって思う。
参考にするには、十分だろう。
ノーアスペクトの天体
これは、5つのメジャーアスペクト(コンジャンクション、オポジション、トライン、スクエア、セクスタイル)を持たない天体。
アスペクトの基本的な考え方として、アウトオブサインをどう扱うのかっていうのもあるけど。
私は、月と木星がトラインだけど、オーブが5度32あって、アウトオブサインで、月はボイド。
だからなのか、ノーアスペクト感満載だけど。
サイン間のアスペクトと、天体間のアスペクトが違う場合。
例えば、蟹座0度の天体は、射手座29度の天体とも、山羊座0度とも180度。
サインで見たら、蟹座と山羊座は180度だけど、射手座は150度。
ステーション天体
順行から逆行、逆行から順行へ至る時に、止まって見える状態の時のこと。
公転周期の早い天体では、ステーションの期間も短いし、個人的な影響を見るには、水星から火星くらいまでの天体のステーションを見るといいだろう。
私は、水星がノースペクトでステーションだし、ステリウムのディスポジターでもあるから、結構水星は強いって感じる。
ケーススタディ
MC拡張法
魚座➡海王星(ファイナルディスポジター)
海王星は、水星・太陽とコンジャンクション
月が表す「最重要の欲求」
月は牡牛座
サイン・ハウスの強調
魚座・10ハウス(太陽・水星・海王星)
牡羊座(金星・火星・天王星)
11ハウス(月・金星・火星・天王星)
太陽/月のミッドポイント上の天体
太陽と月のミッドポイントは、牡羊座12度09で、金星がある
アリエスポイントにある天体またはミッドポイント
アリエスポイントに天体はないけど、ミッドポイントがてんこ盛り
水星/木星・水星/天王星・火星/MC・木星/MC・天王星/MC・火星/ノード
オリエンタル天体
海王星
ノーアスペクトの天体
金星
ステーション天体
金星
データ的には、上記のようになる。
もちろん、実際にはクライアントさんの経験を踏まえながら、いろんな可能性を引き出していくんだけど、ここはケーススタディなので、ザックリと。
まずは、強調されているのが金星。
これは疑いようがないよね。
金星は、5ハウス&12ハウスのルーラーなので、インスピレーションを活かした、クリエイティブな活動っていう才能がうかがえる。
月は牡牛座なので、この金星のエネルギーを受けて、価値あるものを、物質的にもエネルギー的にも、作り上げていく感じがする。
そして、それを世界に向かって発信し、先駆者になる可能性。
そこから志を同じくする人たちと、もっと大きな刺激や変化を与えていく。
アリエスポイントにある、ミッドポイントたちは、仮想現実の中でも、自分が作り出したものに価値をつけ、拡げていくような感じでもある。
新しい形の出版とか。
書いてて、私もかなりの妄想にとりつかれてるなと、ひとりで笑ってる。
だって、このチャートは、ひなちゃん。
ひなちゃんが、人間だったら、とってもクリエイティブに、豊かなインスピレーションの世界を、見せてくれるんじゃないかと思う。