スピリチュアルな感覚を取り戻し、現実を生きていく~キロンが伝えるもの

\月の記憶の声を聴く心理占星家/

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キロンは、土星と天王星の間に軌道を持ってる。

しかし、きっちりその間ってわけじゃなく、一部は土星の内側を通り、一部は天王星の外側を通る。

私たちが、社会で生きていくのに必要な抑制を与えるのが土星、自己の個性化を求め激化していくのが天王星。

この間にあるキロンは、どんな役割があるのだろう。

キロンは、高度な医療を表す星とか、癒しの星、ヒーラーの星と言われることもある。

また、占星術を表すとも言われたり、輪廻転生の中で、魂が受けてきた傷という事もできる。

他にはない、個としての自分を社会の中に根付かせていく力として見ていくこともある。

キロンは、傷であることには変わりはない。

傷があるからこそ、それを癒そうとする。

そして、そのために経験し学んだことが、社会の役に立つっていう風に考えれば、わかりやすいかも。

 

Aさんの場合

キロンは、1ハウス。

1ハウスのキロンは、幼少期に体験した出来事が、自分を作り上げていくときに、大きく影響している可能性がある。

自分に自信がなかったり、愛されている感覚がわからなかったりするのだ。

さらに、キロンのネットワークを見ていくと、パートナーシップや愛されるという感覚、もしかしたら死というものに、傷を持っていることが考えられる。

実際Aさんは、幼いころに両親と死に別れ、親戚を転々とした後、施設で育ってる。

なので、愛されているという感覚がわからず、人を愛するという事も分からないと言ってた。

幼少期の愛される体験は、無条件に自分を受け入れてくれる人がいるという事を学ぶ。

そこが欠落しているという事は、パートナーシップを築くことに、大きなハードルがあるという事だ。

もちろん、だからといって、必ずパートナーシップがうまくいかないという事じゃない。

パートナーさんによって、愛される感覚を取り戻すことが十分に考えられるのだ。

Aさんは、仕事では社会的には成功といわれるようなポジションについてる。

でも、旦那さまとの関係は希薄で、そこに向き合うことを避けているようにも感じられる。

ここに向き合う事こそが、キロンの傷をいやしていく、大きな手掛かりになるのだ。

あなたのホロスコープのキロンは、持って生まれた傷を、何を通して、どのように癒したいと思っているのだろう?

キロンの物語は、自らの傷をいやしてくれる人を探すという時間の中で、自らがヒーラーになるというストーリー。

あなたが、自分の傷に逃げずに向き合えば、もっと素晴らしい自分に出逢えるはずだ。