ホロスコープのふたつの軸~人生の大きな枠組み
みぶきえみです。
ホロスコープには、アングルって呼ばれる、ふたつの軸(4つの方向)がある。
ASCとDSCからなる横軸とMCとICからなる縦軸
ASC→アセンダント・DSC→ディセンダント
MC→ミディアム・コエリ・IC→イムム・コエリ
横軸・縦軸の4つのポイントの中でも、アセンダントは最重要、そして、MCの順に重要度が高い。

アセンダントとディセンダント
アセンダントは東の地平線。
生まれた瞬間に太陽が昇ってくる位置であり、自分という存在がこの世界に現れる姿を象徴する。
ここには、個としての始まりがある。
性格の第一印象や、自然体のふるまい、世界とどう関わるかという基本姿勢が示される。
その対岸にあるディセンダントは、西の地平線。
これは、他者との出会い、パートナーシップ、鏡としての相手を表す。
アセンダントが自分の入り口なら、ディセンダントは他者を通して自分を知る出口である。
人はこのラインを通じて、自己と他者のバランスを学ぶ。
アセンダントは「世界に向かって放つ光」、ディセンダントは「その光に照らされて返ってくる影」
どう生きるかによって、出会う人も、映し出される世界も、まるで変わっていく。
牡羊座(ASC)―天秤座(DSC)
勇気をもって一歩を踏み出せば、信頼と調和に満ちた関係が生まれる。
だが、我が強く突っ走れば、相手の心は静かに離れていく。
牡牛座(ASC)―蠍座(DSC)
ゆったりとした安定感で人を安心させれば、深い絆が育つ。
だが、執着や独占に傾けば、関係は重く絡み合ってしまう。
双子座(ASC)―射手座(DSC)
柔軟な好奇心で人と関われば、広い世界と真理に出会える。
だが、言葉ばかりで浅く流せば、信頼を失う。
蟹座(ASC)―山羊座(DSC)
思いやりで包み込めば、責任と信頼に支えられた関係が築かれる。
だが、感情に溺れれば、相手は距離を置くようになる。
獅子座(ASC)―水瓶座(DSC)
リーダーシップをもって人のために動けば、志を同じくする仲間が集まる。
だが、自己中心に振る舞えば、周囲は表面的にしか付き合わなくなる。
乙女座(ASC)―魚座(DSC)
誠実に尽くせば、優しさと癒しに満ちた絆が生まれる。
だが、完璧を求めすぎれば、相手は心を閉ざしてしまう。
天秤座(ASC)―牡羊座(DSC)
品よく調和を保てば、率直で情熱的な関係が芽吹く。
だが、他人の顔色ばかりうかがえば、相手に主導権を握られる。
蠍座(ASC)―牡牛座(DSC)
深く信頼を築けば、安定した愛と豊かさが返ってくる。
だが、支配欲に傾けば、関係は重く固まってしまう。
射手座(ASC)―双子座(DSC)
自由に真実を探求すれば、知恵を分かち合う仲間が現れる。
だが、無責任に放言すれば、誤解と孤立を招く。
山羊座(ASC)―蟹座(DSC)
誠実に責任を果たせば、心から支え合える関係が育つ。
だが、冷たく完璧を求めれば、相手の心は凍りつく。
水瓶座(ASC)―獅子座(DSC)
独自の理想を掲げれば、情熱的な仲間があなたを照らす。
だが、冷静さにこだわりすぎれば、相手の愛を受け取れなくなる。
魚座(ASC)―乙女座(DSC)
優しさと共感で人に寄り添えば、信頼と癒しの関係が育まれる。
だが、境界を失えば、相手に依存して自分を見失う。
MCとIC
ICは地の最も深い点、夜の底にあたる。
そこには、心の根、家族、無意識」ルーツが宿る。
安心や居場所のテーマとも深く結びつく。
人が静かに戻っていく内なる場所、いわば、見えない支えである。
MCは天の頂点、社会の真昼にあたる。
外の世界でどう輝くか、どんな使命を果たすのか、社会的な到達点や目標を示す。
ここは、天職や社会的な顔の象徴でもあり、ICの内なる根から栄養を得て伸びる成長の方向性といえる。
ICは「心の根っこに宿る静かな泉」、MCは「その泉から流れ出す人生の道」
どのように根を養うかによって、社会での立ち居振る舞いや歩む方向も、光の色を変えて映し出される。
IC牡羊座―MC天秤座
幼少期の競争心や自己主張を経験として、調和と協力を学び社会で信頼関係を築く。
突き進みすぎると対立的になり、関係はぎくしゃくする。
IC牡牛座―MC蠍座
家庭での安定や所有感を土台に、深い洞察力や変革力を社会に生かす。
執着や独占に傾くと、関係は重く絡み合う。
IC双子座―MC射手座
幼少期の学びや情報への好奇心を力に、広い視野と哲学的探求を社会で展開する。
知識を傲慢に振りかざすと、誤解や孤立を招く。
IC蟹座―MC山羊座
家庭や親との関係で培った情緒を糧に、社会で責任感と実務力を発揮する。
感情に縛られると、周囲に圧をかけてしまう。
IC獅子座―MC水瓶座
子供時代の承認欲求や自己表現を経て、個性的な社会貢献や革新性を発揮する。
独善的になると、周囲は従うしかなくなる。
IC乙女座―MC魚座
幼少期の細やかな気配りや学習経験を活かし、社会で共感力や癒しの力を発揮する。
過剰な批判や依存を抱えると、相手を混乱させる。
IC天秤座―MC牡羊座
家族や初期の人間関係で学んだバランス感覚を武器に、社会でリーダーシップを発揮する。
優柔不断や自己中心に傾くと、周囲を振り回す。
IC蠍座―MC牡牛座
幼少期の感情の深みや秘密の体験を糧に、社会で安定と価値を築く力に変える。
執着や嫉妬心が強まると、他者との関係はねじれる。
IC射手座―MC双子座
家庭や初期の冒険心を土台に、社会で情報発信や知識の交流を活性化する。
軽率な言動や浅薄な知識で誤解を生むことがある。
IC山羊座―MC蟹座
幼少期の規律や努力を土台に、社会で人を守る力や家庭的なリーダーシップを発揮する。
冷たさや権威で他者を抑え込むことがある。
IC水瓶座―MC獅子座
幼少期の独自性や自由な価値観を糧に、社会で創造性やカリスマ性を輝かせる。
自己中心的で独断的になることがある。
IC魚座―MC乙女座
幼少期の共感や想像力を基盤に、社会で実務的なサポートや奉仕力を発揮する。
曖昧さや過度な依存で他者を混乱させることがある。
ICは「心の根っこに宿る静かな泉」、MCは「その泉から流れ出す人生の道」である。
どのように根を養うかによって、社会での立ち居振る舞いや歩む方向も、光の色を変えて映し出される。







