バーテックスとアンチバーッテックス~占星術は運命論じゃないけど。
みぶきえみです。
占星術は、運命論じゃない。
私がいつも言う言葉だ。
だけど、ホロスコープの中には、宿命的な要素を持ったポイントがある。
バーテックスとアンチバーテックス。
人との関係としてのバーテックス
私たちは、人生の中で多くの人に出逢う。
だけど、みんなと同じほど深い付き合いをするわけじゃない。
人生が変わるほどの人との出逢いは、実はそんなに多くはないのかも。
私と夫の場合。
夫のバーテックスは、私の太陽/月に誤差0’01で重なる。
私のバーテックスは、夫の水星にスクエア。
コンポジットでも、水星が強い私たちだけど、ここでも水星。
どれだけしゃべってるんだって感じ(笑)
長男との関係では、彼のバーテックスは、私の月に正確にオポジション。
そして、私の冥王星にセプタイル。
結婚に憧れたことはなかったけど、自分の子供は、ほしくてほしくてたまらなかった。
私を母親にしてくれたっていうイメージが、すごく見えてくる。
次男との関係では、わかりやすいバーテックスの結びつきはないけど、私のバーテックスと彼のノースノードは、セプタイル。
ノードは母親との関係を表すし、セプタイルもある意味運命的。
そして、彼のアセンダントと土星が、私の月に重なってる。
彼は、いろんな意味で私を成長させてくれた。
息子たちとは、私の月でつながってるんだなって思う。
話を戻すと・・・
バーテックスでつながる相手は、宿命的だという事。
だから、相性を見る時には、欠かせない。
じゃ、相性じゃなくて、個人的なバーテックスの意味は?って思うかも。
個人的な影響は?
人生の使命を知りたいっていう人の中には、それさえ知れば、キラキラした人生を、送れると思ってる人がいる。
人生って、そんなに簡単じゃない。
思うようにいかないこと、人間関係の中での悩み、いろんなハードルを抱えて成長していく。
ホロスコープの星たちは、運命を語るわけじゃない。
だけど、その中で唯一運命的なものを語るポイントがバーテックスだ。
バーテックスも、アセンダントやMCと同じように、天体があるわけじゃない。
私たちは、アセンダントのように自己表現をし、個人的な行動を起こす。
そして、MCが表すような社会的な環境を作りたいと願う。
天職を見る時に、MCが重要なのは、この理由から。
どちらにしても、自分発信。
ところが、バーテックスは違う。
何かを始めるのではなく、応えるという事、何かを起こすのではなく、対応すること。
だから、他者から押し付けられた・・・みたいな表現をされることもある。
自分がどうしたいのかは大切。
だけど、やらされる感じがすることの中に、宿命的な使命が眠っていることがある。
ただ、やらされるわけではなく、そこには、繁栄や成長の可能性がある。
バーテックスが西半球にあることを考えたら、人から与えられたものに反応するっていうのも、自然かな。
そして、トランジットや相手のホロスコープで刺激されるときに、その扉が開く。
誰かに押し付けられるって考えると、自分の内側にあるものではなく、外からやって来るもの。
つまり、プログレスやソーラーアークじゃなく、相手のホロスコープやリターンチャートを含むトランジット。
私が、自営業を始めるきっかけは、次男が高校をやめたこと。
フリースクールや留学の情報を探している時に、オーラソーマのサイトに出逢った。
自ら、カラーセラピーを求めてたわけじゃない。
その時、トランジットの冥王星は、バーテックス上だった。
これをきっかけに、起業し今に至るから、結構大きい転機だけど、自分がそうしようと思ったわけじゃない。
また、結婚した年、トランジットの天王星(私にとっては7ハウスルーラー)と、バーテックスが90度。
結婚したいとも思ってなかったし、結婚相手を探してもいなかったけど、結果的に結婚することになった。
トランジットの土星以遠の星が、バーテックスに重なる時期が、あなたが人生の使命に気づくための、転機。
土星はつい最近、バーテックスに重なったけど、その1周前の方が影響が大きい。
つまり、初めて土星とバーテックスが重なった時期。
この時期、看護師として病院に就職した。
看護師になりたかったわけじゃなく、母親の強い希望。
今にして思えば、母親に押し付けられたものだった。
だけど、看護師としての経験は、成長させてくれるのに、役立った。
意図したものじゃないところから、どんな経験をして、何を学ぶのかを、バーテックスは教えてくれる。
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