ソウルメイト
未生希えみがおくる大人の占星術
今日は大切な人の誕生日だ。
彼女と私は、私が3歳の時に岩国で出会った。
彼女は小学校1年生で、ランドセル姿がまぶしかったのを覚えている。
それから、私が引っ越すまでの約2年くらい、よく遊んでもらった。
その後は疎遠になっていたけど、彼女は大学進学で広島に住むことになった。
そして、偶然、再会したのだ。
もし、小説だったら、これだけでもドラマチック(笑)
彼女は、私を見た瞬間に分かったそうだけど、私が彼女だとわかるまでには、少し時間が必要だった。
私と彼女は、名前が似ていた。
そして、誕生日の日にちも同じ23日。
幼いながらも、親近感を感じていたのかもしれない。
大学生になった彼女は、中学生の私から見るとすごく大人で、憧れのお姉さんだった。
思春期で揺れていた私と、初めての一人暮らしできっと心細かったであろう彼女は、週末の度に会うようになった。
まるで、恋人同士みたいに。
私は、マイバースディという雑誌の創刊で、占星術に興味を持っていたころだった。
彼女も星占いが好きで、その話でも盛り上がった。
それから数年経って、ホロスコープを初めて作った時、私たちは驚愕した。
縦横のアングルが、ほぼ同じ度数、月と水星が合(0’05)、土星と月が合(0’50)牡牛座の私の金星は、牡牛座5度、天秤座の彼女の金星は、天秤座5度、冥王星と火星が合(0’41)、そして何より、彼女の木星=私の太陽/月(0’00)
ミッドポイントを知ったのは、この時から数年後だったけど。
私たちは、再会からの40年近くを共に過ごした。
もちろん、頻繁に会う時期もあれば、少し距離ができる時期もあった。
けど、私たちの絆は切れることがなく、この先、おばあさんになっても、笑いながらお茶を飲んでるんだろうと思っていた。
そんな関係に、突然終わりが訪れたのは、2年前の私のお誕生日の日だった。
同じ年の年初に母を亡くしていた私にとっては、その事実を受け入れることができなかった。
最近見たあるドラマで、こんな感じのセリフがあった。
「友達を憎む方が、友達の病気を受け入れるより楽だ」
母を亡くして、混乱していると思われる方が、彼女を失って、苦しんでると思われるより楽だ。
っていうか、彼女が遠くに行ってしまったことを、まだ受け入れられていない自分に気づいた。
2023年星の世界
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