星を知らない向日葵

星の表現者・未生希えみ(みぶきえみ)がおくるIn the Pinkの世界。

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ひまわりは、太陽の神であるアポロンに、恋をしていました。

毎日、朝陽とともに空を見上げ、夕陽が沈むまで、太陽を眺めて過ごしていました。

曇り空で、太陽がうっすらとしか見えない日も、夏のジリジリ焼けつくような暑い陽射しも、春の穏やかな光も、ひまわりにとっては、かけがえのないものでした。

太陽が昇っている間、空を見て暮らしているだけで、幸せでした。

太陽が沈んでいる間は、魂が抜けたように、何も見ず、何も聞かず、何も感じずに過ごしていました。

そんなある日、太陽神のアポロンには、好きな人がいることがわかりました。

アポロンと彼女は、ふたりきりになりたくて、空から消えてしまいました。

どんなに待っても、辺りは漆黒の闇。

夜を知らなかった、ひまわりは、太陽のいなくなった世界に、絶望していました。

世界はいつも光に満たされて、美しく輝いていると思っていたのに、暗闇しかなくなった世界。

ひまわりは、どうしていいのかわからなくなりました。

そして、太陽がいなくなった今、何をして生きればいいのかも、わからなくなりました。

ただ悲しみの中で過ごしていた、ひまわりは、初めて夜空を見上げてみました。

そこには、今まで知らなかった世界が拡がっていました。

太陽のように強くはないけど、穏やかで温かい光。

ひまわりは、この優しい光を見るのは、初めてでした。

「私の世界は、太陽でできていると思ってた。だけど、こんなにきれいな光があるんだ・・・」

その優しい光が、星というものであることも知りました。

星たちは、太陽がいなくなった空で、とても美しく輝いていました。

「もしかしたら、今までも、星は美しく輝いてたのかもしれない。」

ひまわりは、星空を眺めながら、そう感じていました。

すると、星がひとつ流れ、こう囁いて行きました。

「君だって、輝いてる星のひとつだよ。」って。

 

 




Healing Space Cynthia シンシア

ホロスコープに描かれているのは、人生の使命と才能です。
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