水星逆行をどのようにとらえるのか?

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9月10日から、水星逆行が始まる。

逆行は、9月10日から10月2日、天秤座8度から乙女座24度まで。

星座をまたぐ逆行は、テーマの切り替わりを、見直す時期だ。

12星座は、行き過ぎを修正するような流れになっている。

乙女座は分析の星座。

自他分析をし、時には自分や他人に対して辛辣な見方をし、痛烈に批判する。

それを、修正するように、天秤座が他者とのかかわりを円滑に進めるような、社交能力を発揮する。

つまり、今までの自分は、どんな考え方に対して辛辣になり自己批判してきたのか、なぜ、寄りより人間関係を築くのにに抵抗するのだろうということを、考えるのに最適な時期なのだ。

一般的には、水星逆行の時は、こんなことが起こりやすいっていわれる。

水星逆行は、一般的にはどんな影響があるのでしょう?

でも、本当に水星逆行は影響があるんだろうか?

そう思ったことがある人も多いはず。

逆行の影響は、個人のホロスコープによっても全く違うものになる。

統計的には、水星逆行中に、交通のトラブルが多いという結果はない。

そして、他の占術においては、同じ期間であっても、違う解釈がある。

では、水星逆行は意味がないのか?

私たちは、意識を向けたものに大きく影響され、それに沿うような現実を引き寄せる。

星が好きで、宇宙のエネルギーを感じたいと思っている人は、占星術的な解釈を、意識が採用する可能性が高いのだ。

もっと言えば、被暗示性が高まる。

だから、水星逆行でも、そのほかの星の動きでも、自分の意識がどう捉えるのかが、重要なのだ。

だとしたら、水星逆行だから、何か悪いことが起こりそうって思うんじゃなくて、水星逆行中だから、未来のために過去を整理しようって、考える方が建設的。

これは、出生図でも同じ。

自分のホロスコープを、どう解釈しているのかで、作られる現実は変わってくる。

だったら、星なんて意味がない?

何もないところから、自分の意識で、何かを創り上げていくより、その参考やヒントになるようなものがあるほうが、具体的なイメージがしやすいのだ。

私が、10000人以上の鑑定をしてきた中で、現実が大きく変わる人と、全く変わらない人の違いは何だろうっていう大きな疑問があった。

大きな転機の表示に、何も起きなかったのは、どうしてなのか。

いろいろ、学んだ結果、ホロスコープが示す星の才能より、それをどう捉えるのかの、自分の意識の方が強いのだ。

苦しい出来事があった時、星も苦しい時期だと示していると思えば、その時期はより苦しいものになる。

星の表示なんて知らない人の方が、早く困難から抜けることもある。

ホロスコープは、運命論じゃないし、私たちの人生を支配してはいない。

けど、星の世界に惹かれて、星のエネルギーを信じているなら、自分の意識を、その最善の側面に、向けていけたらいいなと思う。

逆行から、少し話がそれたけど、今の私の占星術に対する、正直な思いだ。

もともと、若い頃、自分の苦しい人生の意味を知りたくて、また、将来を知りたくて、占星術を学んだ。

だけど今は、占星術をベースにしながらも、自分の意識、思考や感情を大切にし、未来を作っていけることを、楽しみたい。

 

 

 

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