山羊座の満月~築いてきた人生の礎に感謝する
未生希えみがおくる大人の占星術
● 山羊座の満月~築いてきた人生の礎に感謝する
こんにちは。癒しの占星家・EMMY(蛭田えみ)です。
7月5日は、山羊座の満月。
満月は、13:44、山羊座13度、3ハウスで起こる。
残念ながら、雨降りだったから、美しい満月の姿は、見ることができなかったけど。
「築いてきた人生の礎に感謝する」
山羊座の満月のホロスコープは、山羊座に影響が強い天体が集まってる。
水瓶座入りしてて、いったん山羊座に返ってきた土星と、木星と冥王星。
それらの星たちが響き合って、あなたはどんな考え方で、人生に向かっているのって、問いかけていそうだ。
山羊座は、目標に向かって、1歩1歩、崖を昇っていく。
そうやって、礎を築いていくのだ。
どのようなものを築いていくのかは、考え方に大きく影響される・・・っていうか、考え方の通りのものが、築かれていく。
だから、今のままでいいのって、改めて考え直す期間でもあるだろう。
太陽の側にある、逆行の水星はそれを後押しし、自分を見つめ直し事をサポートしてくれる。
満月の日、鞍馬山に行って来た。
緩やかな山道を歩きながらの夫との会話で、印象的なものがあった。
「最初にここを歩いて、道を作って、こんな山奥に、寺を作った人がおるんよの。」
私たちの人生は、誰かが創ってくれた歴史の上に成り立っている。
伝統が感じられる場所を訪れると、普段は閉じているような、自分の感覚が開いていく。
そして、私たちが歩む時間のひとつひとつが、子供たちの未来を創っていく。
未来を考える時、子供たちが年老い、孫たちが大人になった時のことをイメージする。
幸せに暮らせる、世の中であってほしいと。
スマートじゃなくても、生き方を見せることくらいしか、できないんだけどね。
そして、自分ひとりの人生を考えても、今まで歩んできた道は、自分にとっては礎だ。
辛いことも、苦しいことも、そして、楽しいことも嬉しいことも、すべてが、自分を創っている。
それが、どういう意味なのか、起こった時にはわからないことも多い。
子供の頃のことなら、なおさらだ。
だけど、どんなに封印していても、思い起こさせるような出来事がやって来る。
覚悟をもって、自分の人生を向き合えば、どんな選択も、あの時の自分の最善だったと思えるだろう。
満月図の太陽と月は、火星/木星を持ってる。
私たちが、自分の人生観に沿って、行動を起こせば、持って生まれた才能を最大限に生かすことができる。
人生観に沿って行動することは、自分の気持ちに素直に行動すること。
すごく尊大な思いなんてなくてもいい。
その行動は、愛から恐れなのからか?
自分の素直な思いなのか、誰かに、反発したいからなのか?
愛からの行動であれば、自分も満たされるけど、恐れからの行動なら、自らを傷つけさらに空虚にしていくだろう。
アセンダントの支配星の冥王星は、水星/天王星、副支配星の火星は、キロン/ノード。
自分らしくあるために、考え方を整えていく事と、自らの傷に向き合う勇気。
傷つけられたという苦しい思いは、もともと持っていた、自分の傷を見せてくれていることだ。
だから、その人が傷つけているわけではないし、自分の一部である、傷が暴れているだけなのだ。
そこに気づかせてもらった、ありがたい経験。
そう思えるようになると、口先だけじゃない感謝とともに、自分の中の歴史として、終わることができる。
昇ってきた崖は、その時は一生懸命で、どんなものだったのかを、知ることは難しい。
また、昇ってきたからこそ、見ることができるものもある。
この満月からの1ヶ月、自分が築いてきた礎に目を向けて、そのひとつひとつを、宝石に変えるような体験をする人も、いるんじゃないかな。
石ころだと思っていたものは、本当は、人生に、なくてはならない宝石だったと気づくとき、あなたの意識は、きっと大きく変わるだろう。
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