天秤座の新月~相手軸の破壊と自分軸の再生
● 天秤座の新月~相手軸の破壊と自分軸の再生
こんにちは。大人のための占星家・蛭田えみ(Emmy)です。
10月9日は、天秤座の新月です。
新月は、12:47、天秤座15度、9ハウスで起こります。
この新月のテーマは「相手軸の破壊と自分軸の再生」だ。
日々の社会の中で、人との関係は避けられない。
人間関係をうまくいかせるために、自分を抑圧してるってことってないだろうか?
周囲の価値観や、わがままな人、高圧的な人につきあっていると、自分も何が正しいのかわからなくなる。
いつも、正解は何だろうっていう思考になってしまうのだ。
天秤座は、人の関係が始まる星座。
だからといって、すべての価値判断を、他人に任せることじゃないのだ。
いつも人に合せている人は、常に他人軸だ。
何かを決める時に、「常識」を気にして居たり、周囲の目を気にして生活している。
だけど、この新月は、その他人軸を壊して、自分軸を取り戻すことを後押ししてくれる。
ここからはマニアック記事
新月図の太陽と月は9ハウス、自分の人生観や生き方についての哲学だ。
未知の文化に触れることで、もともと持っている価値観が変化し、自分なりの哲学ができるのだ。
そのためには、人と出逢うということは、とても重要だ。
けれど、自分に権威を持てない状態でいると、相手の考え方が正しいと思ってしまう。
それでは、自分の人生を生きることはできない。
天秤座15度は、180度向かい側のエネルギーを必要とする。
全く逆の視点を持つ、牡羊座の質を見つめることになるのだ。
天秤座は、人間関係なので、「あなたと私」という視点だけど、牡羊座は純粋に「私」だ。
天秤座は、常に周囲が自分をどう見るのかと言うことを考え、判断・行動するけど、牡羊座は、自分がどうありたいかなのだ。
サバイバルな牡羊座は、生きていくためには、人のことなんて考えてられない。
もちろん、人をないがしろにするということじゃない。
他人に渡してしまった権威を取り戻すことが重要で、自分軸になればなるほど、人への気遣いができるようになるはずだ。
相手にやみくもに合わせることと、相手を思いやり、気遣うことは全く違う。
今回の新月では、まず自分を取り戻すことが求められる。
新月の太陽と月は、アセンダントとスクエア。
自分軸を取り戻し、その想いを素直に表現するというチャレンジがある。
考え方を変えたとしても、言動が変わらなければ、現実は変わらないからだ。
そのアセンダント上には、MCルーラーの冥王星。
社会の中に、自分の想いを表現する必要があるのだ。
もし、孤独になったとしても、繋がりが切れたとしても、自分の人生を生きることに、覚悟を決めるっていう感じかな。
誰かにもたれかかって、安心な場所を探すという生き方は、もうやめないといけないのだ。
自分軸になると、周囲との摩擦が怖いという人は少なくない。
だけど、新月図のホロスコープは、10ハウスに金星と木星。
アセンダントルーラーの土星=金星/木星で、金星は逆行中だ。
素直に自分を生きたら、どんなに心地よいのかを、過去の記憶、もしくは前世の記憶が、思い出させてくれる。
豊かさは、本当は手の中にある。
もしかしたら、何かを手に入れようとするより、手放す方が豊かになるかもしれない。
それに気づくだけだ。
本当の心地よさ、本当の豊かさは、偽りからは生まれない。
だから、自分を素直に生きるための、相手軸の破壊と自分軸の再生なのだ。
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