魚座の新月～見えない力と境界線

未生希えみがおくる、魂に目覚める大人の占星術

２月２０日は魚座新月。

新月は、１６：０６、魚座１度、７ハウスで起こる。

魚座オーバーロードで強調される、この新月は、見えない力と境界線がテーマになる。

新月の太陽は、チャートルーラー、そして月は、１２ハウス（魚座の定位）ルーラーだ。

さらに、魚座の支配星の海王星、ＭＣルーラーの金星も魚座。

魚座の新月というだけでなく、とても強く魚座の質が、強調されている。

魚座の世界は、新しい始まりに向けて、方向性を見出すことでもある。

胎児はいつも母親のおなかの中で（１２ハウス）、時には付属物のような扱いだ。

しかし、生まれることで（１ハウス）、別々の個体になる。

とても大きな境界線が生まれるのだ。

それと同じように、私たちが新たにチャレンジをしようとするとき、誰かの従属や支配から逃れて、「個」になる必要があるのだ。

その個性を育てていくためには、危険から身を守るというすべも、身につけなくてはならない。

誰が信頼できるのか、どの情報が正しいのか。

魚座のエネルギーは、時に犠牲的でもあるけど、見えない力を肌で感じることができる。

本来、見えない力はいつもそこにあって、ただ、五感で感じられるかどうかだけだ。

感じられるから、恩恵が深いとも言えない。

けど、この新月からの１ヶ月は、様々なシンクロを通して、見えない力を実感することができるだろう。

また、この新月は天王星＝太陽・月／冥王星

冥王星はＩＣルーラー、天王星はＤｅｓルーラーであるから、人との関わりを通して、自分の基盤を盤石にするための、新たなスタートがあるともいえるし、自分のルーツを通して、多くの人へ影響を与えていくとも考えられる。

縦軸に重なるノードが、自分のルーツを、もっと見つめてみてって言ってるよう。

きっとその中に、大切なものが隠れているはずだから。