今は女性が社会で活躍するのが、珍しくない時代。

誰でも好きなことで起業したり、多くの人の役に立つことが可能だ。

あなたが、本当の自分として生きて、その価値を提供しているなら、こんなに素晴らしいことはない。

自分の中に眠る、抑圧してきた感情を見つめ、すべてを受け入れることで、才能を覚醒させているからだ。

すると、自然に、お金、健康、人間関係が好転し始める。

けど、仕事が順調にいっているにもかかわらず、心からの喜びを感じられない人や、人間関係や健康のトラブルを引き寄せてしまう人もいる。

私自身、42歳で起業して、周囲から羨ましがられるようになり、人生勝ち組だと思っていたのに、幸せや喜びを感じられるのは、人や社会からの評価だった。

けど、そんなものは、その時一瞬の麻薬のような作用しかない。

それでも、築いてきたものを手放せず、突き進んだ結果、自己崩壊を起こすことになった。

2度の中年の危機から学んだ、宇宙の法則を味方につけて生きる方法

私のようなタイプは、幼少期から抱える大きな欠乏感ゆえに、無理やり成果を出してしまうというパターンだ。

クライアントさんの中にも、「人や社会の役に立ちたい」「世の中のためになりたい」「女性の活躍をサポートしたい」「責任のある仕事で認められたい」という、一見問題がなさそうな目標を掲げている人の中に、危うい人が多い。

例えば、人を癒したり、ケアするお仕事をしている人。

それは素晴らしいこと。

自らが経験した辛さを生かして、癒しのお仕事をしてる。

けど、その動機は本心?

自分が癒されていないのに、誰かを癒すことで、自分を満たそうとしている。

ヒーリングのお仕事やボディケアのお仕事をしている人に多い傾向がある。

職種の違いはあっても、心や体に入っていくという意味では似ている。

また、介護や看護などの医療職の人。

弱い人や困っている人を助けたいっていう優しい想い。

看護師は、白衣の天使なんて言われるよね。

誰かの役に立ちたいっていう想いと、社会の中で認められたいっていう想いが根底にある。

国家資格は、認められるためには、手っ取り早いから。

また、男性が多い職場で管理職として頑張ってるような人や、男性の職業だと思われているような仕事についている人。

自分お仕事の誇りをもって、頑張るのは素晴らしいこと。

今は男女平等の社会。

とはいえ、私たち世代(アラカン)は、まだまだ男尊女卑の環境の中で育ち、その子供たちである世代(30代・40代)も、親の考え方を通して、身につけているものがある。

その感覚が、「女性でも活躍」とか「男に負けないように」っていう考え方になっていると、どんなに成功したとしても、真の喜びは感じられないだろう。

もちろん、上記のような職種を選んだ人がみんな、欠乏感が強いということじゃない。

けど、自分はどうなんだろうって、問いかけてみることは必要だ。

本当に望む人生を歩んでる?

過去に置き去りにした自分をちゃんと救ってる?

月の記憶は、幼少期の記憶・母親の記憶・ルーツの記憶

一見成功している彼女たちは、幸せじゃない生活を送ってる人も多い。

パートナーシップの崩壊や家族や子供の問題、経済状況の破綻や最悪の場合は病気。

それは、生き方が間違っているというサイン。

本当の自分の声を無視してること。

なぜ、人の役に立ちたいのか?

なぜ、癒しの仕事を選んだのか?

なぜ、男に負けたくないのか?

なぜ、女性でもって思うのか?

その根底にあるものが、欠乏感だとしたら、仕事や経済状況、人間関係が破綻する前に、本当の自分の声を聞いてほしい。

また、最初は本当に自分の信念に沿って行動して来たけど、業績や周囲との比較が加速するにつれ、初心を忘れてしまうということもある。

もちろん、人は変化するものだし、変化しないところに成長はない。

けど、本当に大切にしている想いは、変わらないはずだ。

女性がキャリアを積むための、現実的なサポートはたくさんあるし、目標達成のための現実的な学びも多い。

もちろん、その学びを活かしながら、キャリアアップしていくことは、素晴らしいことだ。

けど、自分の本当の想いとは裏腹に、無理やりつかみ取った成功には、本当の喜びがない。

それだけじゃなくて、すべてが壊れてしまうということを引き起こさない限り、生き方を変えられないことも多い。

私たちは、大きな喪失体験をしたときに、生き方を考え直そうとする。

けど、それまで待つ必要があるだろうか?

今の行動が、自分の本当の喜びにつながっているか確認しながら、前に進むことだってできるはずだ。

私のように、極限まで来てボロボロになる前に、心からの喜びと共に、女性がキャリアを築けるようになったら、どんなに豊かな世界になるだろう。

「女性でも活躍」とか「男に負けないように」っていう発想は、出てこなくなるはずだし、自分の欠乏感から目を背けるために、「人の役に立ちたい」とも思わなくなるはずだ。

そのサポートをするために、私の経験はとても貴重なものだったと思えるのだ。

私が目指すのは、魂の目的を体現しながら生きるIn the Pinkの世界。

スピリチュアルが苦手な人は、魂の目的を心からの喜びと、置き換えてもらって構わない。

人生後半を豊かに生きるためにも、キャリアを重ねていく時期に、心からの喜びを伴う、盤石な基盤を作ってほしいと願う。

 

In the Pinkの世界を生きる