七夕の夜に再会するふたり☆織姫と彦星
みぶきえみです。
今日は七夕。
子供たちが小さかった頃、サ行がうまく言えなくて、『ちゃちゃの葉ちゃらちゃら~』と、歌っていたのが懐かしい。
街中の空は、なかなか星がきれいに見えなくて、光がない場所を求めたくなる。
夏の夜空に一晩中輝く ひときわ明るい3つの星。
はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガ。
この3つを繋ぐと夏の大三角ができる。
星座は、あまりわからないと言う方も、七夕のお話なら知ってるかな。
ベガは織姫、アルタイルは彦星としても有名。
この2つの星は、実際には約15光年離れてて、光の速さで移動したとしても 15年かかる距離。
お話では、織姫と彦星は、まじめに働くことを条件に、1年に1度会えることになってるけど。
しかし、7月7日は梅雨時期でもあり、キレイな星が、見えないことも多い季節。
小さい頃、雨の空を見ながら、織姫の気持ちを考えて、悲しくなったことを思い出す。
純粋だったんだなぁ~(笑)
七夕はもともと旧暦の7月7日のお祭り。
今の7月7日と旧暦の7月7日では、ベガとアルタイルの高度が、ぜんぜん違う。
旧暦7月7日なら、宵の空に織姫星・彦星を含む、夏の大三角形が天頂に昇っているので、天の川もよく見える。
そして、必ず上弦前後の月が出てる。
この月が正しい七夕の脇役だ。
天の川を東から西へと渡っていく月が、二人の渡し船という設定になっているからだ。
だから、七夕は、月齢に合わせた旧暦で、楽しめる行事だ。
夏の空には、この大三角のほかにも、いて座やさそり座などの、有名な星座が空を彩る。
今年は、さそり座のアンタレスの側に、木星も綺麗に見える。
子供の頃、星空を見るのが大好きで、天体望遠鏡付きの本を、買ってもらったことがある。
なかでも、この文章は、ずっと頭に残ってる。
『もし○○星まで新幹線で行くと。…あなたの孫の孫の孫の・・・・・・が おばあさんになったときに着きます。』
この文章とイラストは、今でもはっきり覚えてる。
記憶をたよりに描いたのが、この絵。
宇宙の大きさに、とてつもない感動を覚えたのが、占星術への入口だったかも。
星空を眺めてると、私も宇宙の一部なんだなって、ひしひしと感じる。
私たちが悩むことなんて、宇宙から見たら、ちっぽけかもしれないけど、そのちっぽけなことに悩み、行動していくことが、宇宙を動かすことになるんじゃないかな。