春分~私たちの基本的な考え方は、受け取った情報をどのように知覚するのかを決定する
みぶきえみです。
3月21日は春分。
占星術的には1年の始まり。
四季のエネルギーと、去年の春分の振り返りは、以下の記事で。
チャートルーラーと太陽が6ハウスにあった去年は、日常の中に、自分の魂の想いを浸透させていくことがテーマだった。
春分は、本来は、何をしたいと願っているのかなど、魂の原点に返るタイミングでもある。
ただ、春分だから、何かしないといけないとか、そういう考え方は、無くてもいいって思ってる。
春分図は、1年間影響するエネルギーだ。
1年間のベースにあるものだから、今日何をするかには、直結しない。
むしろ、スタートの時だけ何かをするんじゃなくて、1年間、このエネルギーを使えるよう、整えていくことが必要だろう。
去年と同じく、チャートルーラーと太陽は、同じ3ハウスだ。
それに加えて、3ハウスルーラーも、3ハウスに在住してる。
この春分からの1年は、3ハウスが強調される。
3ハウスはコミュニケーションや考え方のハウスだ。
ここでの成長のテーマは、偏見に陥らない知性や、矛盾や不確実なものへの容認だ。
私たちは、自分の基本的な考え方を持っていて、無意識的に、その考え方の上に、新しい考え方を積み重ねている。
けど、その狭い視野だけではなく、新たな考え方も認めていくということが必要だ。
良い悪いというだけではなく、すべてのものはグラデーション。
ここで壊さないといけないのは、自分の考え方に固執することからくる、過剰な防衛だ。
誰だって、批判されるより、賛同される方が嬉しい。
それは、批判も賛同も、自分自身の価値や評価と同一化するからだ。
単なる情報を、自分と重ねることをやめれば、批判されても、賛同されても、どっちでもいいって感じになるだろう。
私たちが得る情報や、メディアや本などからだけじゃない。
夜の静寂さや月の光、そして量子場からの情報も、日々受け取っている。
そして、受け取った情報を、どのように知覚するのかも、私たちの基本的な考え方に大きく影響される。
日々、ひとつひとつのルーチンを、見つめ直すことは少ない。
けど、意識的に自分の行動を振り返ることで、自分の考え方やパターンを知ることができる。
これは、自分ひとりでは難しいと感じることもあるけど、慣れていけば、1日のどんな時間帯でも、自分と対話する時間になる。
私たちが近くするものは、すべてが不完全で、絶対的な事実はない。
それが腑に落ちたら、人とのコミュニケーションも、自分との対話も、もっと楽になるかもしれない。
春分図の、アリエスポイントは、木星/MC、土星/天王星、水星/MCを持つ。
ここでも、3ハウス(水星がナチュラルルーラー)の強調が!
そして、MCということは、自分が何をするのかだけではなく、これからの世界の中で、どのような方法でコミュニケーションをとっていくのかということも、テーマになりそうだ。
また、土星/天王星は、非常に強烈な、新旧の変化のエネルギーだ。
古いものを精査して、手放したり形を変えたり、そして、新しいものを創り上げていく。
私たちは、変化が苦手だから、ちょっと怖い気もする。
だけど、変わらないという選択肢は、本来ないはずだ。
天秤座29度にある月は、二元性をとことん感じ、そのあと統合していくということだろう。