ハワイで出逢った真っ白なおばあさん
みぶきえみです。
不思議なお話しシリーズです。
20年くらい前のこと。
その頃、付き合っていた人は、ハワイに住んでた。
日本とハワイの遠距離。
会うためには、何とか予定を調整する必要があった。
2003年の夏、1週間の予定でハワイに行つた。
ところが・・・
そんな時に限って、彼の仕事がトラブったみたいで、空港へも迎えに来てくれず、その後3日間を、ひとりで過ごすことに。
心穏やかではいられない。
海岸をふらふら歩いていた時に、ひとりのおばあさんに出逢った。
真っ白な服を着た、白髪のおばあさん。
なぜだか意気投合し、誘われるままおばあさんの家に、ついていってしまった。
本来、こんなことは危険。
絶対にしちゃだめ。
でも、あの時は投げやりな気持ちもあって、ついていっちゃった。
その頃は、まだスピリチュアルっていう事とは、無縁の生活をしてた。
もちろん、星や占星術は好きだったけど、趣味って思ってたし。
おばあさんが最初に話し始めたのが、夜空の星の話だったから、警戒心が解けたのかもしれない。
翌日、翌々日とおばあさんと過ごして、いろんなことを教えてもらった。
宇宙の仕組みみたいなこととか、天使のこととか。
ちょっとした、魔法使いみたいな真似事とか(笑)
誰も知らない家族のこととか言い当てられて、後にミディアムだって知った。
サイキッカーだったのかもしれない。
帰ったら、必ずロフトか屋根裏を確認してって言われたけど、うちにはそんなものなかったから、気にもとめなかった。
そんな数日のことを、帰国してからは、すっかり忘れてた。
そのおばあさんのことを思い出したのは、あの時から7年後(2010年)。
友達にスーツケースを貸してほしいって言われて、中身を確認した時だった。
おばあさんから学んだことをメモした紙が出て来た。
そして、その紙(多分レストランのペーパーナプキン)には、こう書かれてた。
「今から4~5年後、あなたの人生はすっかり変わっている。まるで、違う人生を歩んでいる人と入れ替わったように。」
鳥肌が立った。
4年後と書かれてる2007年、私は子宮全摘の手術をして、看護師をやめることを決めてた。
2006年の11月に、個人事業を始め、2008年、退職、結婚、引っ越しと、慌ただしく生活が変わっていった。
メモを見つけた2010年は、オーラソーマを学び、天使のことを学び、占星術を学びなおしていた時期だった。
だから、おばあさんのメモが、理解できた。
そして、「ロフトか屋根裏」って言われたことを思い出した。
もちろん、うちにはそんなものない。
ふと、実家の天袋?ってひらめいて、数日後に見に行くと・・・
そこには古いアルバムがあって、その中に1枚の紙が挟まれてた。
それは、もし見つけてなかったら、どうなっていただろうって思えるほどのもの。
おばあさんが言ってたのは、これだったのかと思うと、さらに鳥肌が立った。
そして、魂のことについても、教えてくれた。
魂とか輪廻転生とかは、2005年にオーラソーマを学び始めてから、身近になった言葉。
それまでは、超現実の世界に生きていた。
魂は、大きなひとつの情報の塊で、そのほんの一部が、肉体をまとって生まれてきたのが私たち。
だから、自分も他人も、本当はひとつなんだって。
当時は、全く信じられなかった。
だって、私もあなたも同じって言われても、意味わかんなかったし。
負には落ちなかったけど、よく覚えているのが海に例えてもらったこと。
魂は海のようなもので、その1滴をすくい上げて、カプセルに閉じ込めてるっていうイメージって。
死んだら、そのカプセルが外れて、1滴の水は海に戻る。
すると、人生で経験したことすべての情報が、瞬時に海全体に共有される。
同じ1滴を救い出すことは不可能だけど、どの1滴も同じ情報を持ってるって。
生まれ変わりは、ひとりに一つの魂があるように思えるけど、そうじゃない。
すべての情報の中から、ある人だった時の情報を、取り出せる状態にある場合のこと。
名前も思い出せなくて、連絡先もわからない。
あの時限りの、不思議なご縁だ。
今考えても、とっても不思議な3日間。
彼女がくれた時間は、まさに、天使の時間だ。
【この時期のチャート検証】
2003年の夏、p月はノード上。
pMCは、木星に追いつき、n火星とスクエア。
pAscは、n天王星に重なってる。
SAノースノードは、n月に重なり、SA-Ascは、nノード軸にスクエア。
SA月はn木星にスクエアで、=n海王星/ノード=海王星/冥王星。
t冥王星は、nノード軸に重なり、t海王星はnDes上、t天王星はn太陽にセクスタイル。
ざっと見ても、ノードと月、トラサタが強く影響してる時期だ。
きっと、人生の方向が変わる、大きな鍵を受け取ったんだろうな。
今、あのお婆さんと再会できたら、どんな話をするんだろう。