限界を決めるのは、あなたの中にある、母親の呪文
みぶきえみです。
占星術コンサルに、来てくれる方は、「人生、本当にこのままでいいの?」って思っている方が多い。
「今の私が本当の私なんだろうか」っていう、心の叫びでもある。
人生、どんなに長く生きていても、重要な基盤を作る時期がある。
それが、月の時代(幼少期)
月の時代は、0歳から7歳って言われることも多いけど、胎児期から3歳までといわれることもある。
胎児期、私たちは母親の胎内で、外界で起こったことを経験しているだけじゃなく、母親の感情や思いを、神経伝達物質を介して、経験している。
妊娠中に、不安定な母親から生まれたら、世界は不確実だという漠然とした思いを持つこともある。
実際には、そんな経験をしたことはないはずなのに。
そして、月の時期、まだ自分固有の考えってもってない。
母親のいうことを、正しいと思いこんでしまう。
それが、生きていくための法律だからだ。
そして、母親に褒められる、認められることを心地いいと感じるから、母親のいうことに、合わせようとする。
「あなたは、おとなしい子だから。」と言われると、思いっきり、騒いだり遊んだりする選択が、できなくなるのだ。
「いつも、弟の面倒を、見てくれる、いいお姉ちゃん。」と言われていると、その役割を引き受けてしまう。
知らず知らずのうちに、「私は、○○な子」っていうレッテルを、貼っている。
また、幼少期の母親の感情は、ダイレクトに潜在意識に入ってくる。
母親が決めた限界を、忠実に守ろうとする。
成長していく中で、そのレッテルを、はがすチャンスは、幾度もやって来る。
だけど、自分の足で、歩き始めたとたん、転ぶかもしれないという、不安が押し寄せる。
だから、母親のレッテルをはがさずにいる方が楽だ。
転んだことを、母親のせいにすることが、できるから。
新しい価値観に触れると、カルチャーショックが起きる。
自分が育ってきた、母親の価値観と、新しい世界。
両方を知ることで、自分らしさってできていく。
私の母親は、とーーーーーーーーーーーーっても、几帳面だ。
掃除は、朝夕2回。
洗濯物は、長さ順に干してあった。
休日の朝寝坊なんて許されず、10時になったら買い物、12時なったら昼食・・・みたいに、タイムテーブルが決まってた。
成長するにつれ、息苦しいって感じたけど、自分の方がおかしいんだと思ってた。
それ以外の家庭を知らないからだ。
これが、母親の呪文の怖いところでもある。
それが、看護学校の寮に入って、驚きの連続!
毎日掃除をしない家がある、毎日買い物をしない家がある・・・
新しい価値観に触れると、同時に葛藤が始まる。
新しいものに惹かれると共に、古い価値観を壊すことは、今までの人生を否定するように感じるからだ。
それは真実じゃない。
新しいものに触れ、古い価値観を壊していったとしても、今までの経験の価値がなくなるわけじゃない。
もしかしたら、新しい見方をすることで、それまで無意味だと思っていたことが、宝物のように感じられることだえあるからだ。
その葛藤を乗り越えて、自分らしさを創っていく。
いつまでも、母親の呪文に縛られて、限界を決めちゃいけない。
最も難しいのは、どこが呪文で、どこが本当の自分なのかということ。
もしかしたら、そこを見極めていくことこそが、人生のテーマのように思えることさえある。
自分の人生を歩きたいなら、転んだっていい、みっともなくたっていい。
転んだら、起きあがればいいし、そうすることで、才能が磨かれていく。
転ばないと見えないもの、転んでも笑顔で寄り添ってくれる人、そんな大きなギフトに出逢うこともあるんだから。