ホロスコープの中で、影響の強い天体
みぶきえみです。
強いホロスコープ、弱いホロスコープ、いいホロスコープ、悪いホロスコープっていうのはない。
運命的に予言できるようなものじゃないからだ。
けど、個人のホロスコープの中で、影響が強い天体っていうのはある。
影響が強いっていうのは、いろんな考え方があると思うけど、自分のホロスコープ、あれやこれやと眺めてみてほしいな。
目次
太陽と月
これはだれにとっても、重要な天体。
だから、太陽と月って大切なんだよね。
太陽と月は、地球から見ると、同じくらいの大きさに見える。
占星術では、見かけの動き(逆行や新月・満月など)に影響されると考えることも多い。
つまり、見かけ上同じ大きさに見えて、ほかの天体とは比べ物にならないくらい、大きく見えるのだ。
太陽と月は、ホロスコープでのコンディションを見ていく。
何座の何ハウスにあるのか、何ハウスの支配星か、アスペクトやミッドポイントはどうか。
太陽と月を、詳細にチェックするだけでも、たくさんの情報を得ることができる。
私は、月が山羊座っぽいのは、自覚があるんだけど、太陽牡牛座感は薄い。
獅子座のアセンダントルーラーのせいか、獅子座感は感じられるんだけど。
でも、周りに人には、牡牛座を感じさせるらしい。
太陽は、自らが光を外に向けて発してる。
だから、周囲の人からの方が、よくわかるっていうこともありそう。
特に、星座の初期度数で、自分では無意識に行動しているような場合は、そうだろう。
アスペクトが多い天体
つまりホロスコープの中での、関係性が多いってこと。
特に、コンジャンクション、スクエア、オポジションをチェックしてみるといいかな。
密集してるか、孤立してるか。
このどちらかのパターンの時に、強い影響をもたらす。
当然、Tスクエアやグランドクロスは、大きな影響をもたらすだろう。
そして、Tスクエアやグランドクロスのなかでも、どの天体がリーダーシップをとっているのかを見ると、具体的なイメージがわきやすい。
私は、火星・天王星・冥王星のコンジャンクションと、そこに対する土星のオポジション。
ここが、アスペクトで見るとキーになってる感じかな。
チャートルーラー
統治星とも呼ばれるくらいだから、ホロスコープを統治してるんだろうね。
友達の占星家は、「ホロスコープはアセンダントが命!」っていう子がいて、レクティフィケーションにも、命かけてた。
アセンダントは、この世での人生のスタートのようなもの。
そのスタートのサインを支配している星を、重要だと考える。
誰にでも、必ずひとつはある天体だから、チェックしてみて。
ちなみに、蠍座、水瓶座、魚座なら、副支配星もあるから、どちらも見てみるといいかもしれない。
私のチャートルーラーは、太陽で、MC上。
だから、太陽は結構重要なんだよね。
自覚できない~とか言ってる場合じゃなくて(笑)
ステリウムやオーバーロードのディスポジター
ステリウムとは、5~6度以内で、天体が3つ以上集中していること。
オーバーロードは、ひとつの星座に、天体が集中している状態のこと。
これは、火星までの個人天体であるほど、個人にとって重要度が増す。
例えば、私と同じ世代の人は、天王星と冥王星が乙女座で重なってるから、ステリウムになりやすいけど、世代の傾向として現れる。
そして、アセンダントやMCも、カウントしてもいいていう考え方もある。
ステリウムとオーバーロード、似てるんだけど、ニュアンスがちょっと違うよね。
そして、この集中してる星座のディスポジターが、重要になる。
つまり、集中している星座の支配星。
乙女座のステリウムなら水星、牡牛座のステリウムなら金星といった感じ。
アングル(アセンダント、ディセンダント、MC、IC)上の天体。
これは、説明の必要はないかな。
10度以内の天体って言われるけど、もちろん、近ければ近いほど、影響は大きい。
ゴークランゾーン
ハウスは、1・4・7・10ハウスから始まる、アンギュラーハウスが影響が強いといわれるけど、ゴークランゾーン知った時、すごく納得した。
アングルの前後だから、アングル上の天体っていうのと似てるけど、範囲がもっと広い。
特にアセンダントやMC前では、広い範囲になるから、9ハウスや12ハウスに天体がある人は、チェックしてみてほしいな。
ここにある天体は、最初のソーラーリターン(29歳ごろ)までに、ソーラーアークでアングルに接触することになるから、基盤を作るという意味でも、重要なのかもしれない。
ただし、有効だといわれているのは、月、金星、火星、木星、土星らしい。
私は、太陽と金星を、MCに近い天体っていうことで、チェックしてた。
だけど、ゴークランゾーンを考えると、金星はこの範囲だし、ノーアス気味の6ハウスの月も、この範囲になる。
職業適性にかかわることも大きいから、結構面白い。
サインの0度と29度
中でも、アリエスポイント(牡羊ポイント)いわれる、活動宮の0度と柔軟宮の29度は重要だ。
度数の原理では、0度はサインのスタートで衝動性、そして29度はサインの終わりで、手放しだ。
どちらにしても、切り替わりという意味で、影響が大きい。
ファイナルディスポジター
サインの支配星を辿っていき、最終的にたどり着いた天体をファイナル・ディスポジターと呼ぶ。
ファイナルディスポジターは、ひとつにまとまる人もいれば、いくつかに分散する人もいるし、ミューチャルレセプションになる人、ループする人などがいる。
ファイナルディスポジターが、ひとつの場合や、ミューチャルレセプションになる場合は、その天体の影響は大きい。
*ミューチャルレセプション
星座には、それぞれ支配星って言って、担当の星がある。
牡羊座・・・火星 牡牛座・・・金星
双子座・・・水星 蟹 座・・・月
獅子座・・・太陽 乙女座・・・水星
天秤座・・・金星 蠍 座・・・冥王星
射手座・・・木星 山羊座・・・土星
水瓶座・・・天王星 魚 座・・・海王星
そして、乙女座に火星、牡羊座に水星っていう風に、お互いの支配星が、交換されてるような状態を、ミューチャルレセプションって言う。
ノーアスペクトの天体
これは、5つのメジャーアスペクト(コンジャンクション、オポジション、トライン、スクエア、セクスタイル)を持たない天体。
アスペクトの基本的な考え方として、アウトオブサインをどう扱うのかっていうのもあるけど。
私は、月と木星がトラインだけど、オーブが5度32あって、アウトオブサインで、月はボイド。
だからなのか、ノーアスペクト感満載だけど。
サイン間のアスペクトと、天体間のアスペクトが違う場合。
例えば、蟹座0度の天体は、射手座29度の天体とも、山羊座0度とも180度。
サインで見たら、蟹座と山羊座は180度だけど、射手座は150度。
ステーション
順行から逆行、逆行から順行へ至る時に、止まって見える状態の時のこと。
公転周期の早い天体では、ステーションの期間も短いし、個人的な影響を見るには、水星から火星くらいまでの天体のステーションを見るといいだろう。
私は、水星がノースペクトでステーションだし、ステリウムのディスポジターでもあるから、結構水星は強いって感じる。
重要なミッドポイント
ミッドポイントの中で重要なのは、太陽/月とアセンダント/MC。
このミッドポイント上にある天体は、特にダイレクトは、重要となる。
まとめ
ちょっとだらだら書いたけど、重要な天体の見つけ方って、いろいろある。
ひとつの天体が、影響力を持ってる場合もあるし、分散している場合もある。
それを、自分で書きだしたり、分析したりしながら得る、ひらめきって、貴重だなって思う。
自分の魂の声を聴く方法は、こちらのカウンセリングもご活用ください。