サインとハウスの5度前ルール

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● サインとハウスの5度前ルール

こんにちは。星の表現者・未生希(蛭田えみ)です。

5度前ルールって聞いたことある?

これ、結構質問受けるので、書いておこうかな。

まず、基本的には、サインは5度前ルールを適用しない。

サインは、30度きっちりなので、29度であったとしても、次のサインになることはない。

例えば、牡羊座の元型のひとつに、開拓者のイメージがある。

無鉄砲に、何も考えずに、突き進んでいくような感じ。

牡羊座の初期度数は、まさにそんなエネルギーだろう。

だけど、度数が進んで熟してくると、地図を手に入れたり、方位磁石を持ったりしてる。

でも、開拓者であることに変わりはないのだ。

サインの成長は、前のサインの行き過ぎを修正するエネルギーだ。

牡羊座の次の牡牛座は、安定を求め、定住するエネルギー。

だから、どれだけ牡羊座が成熟し、後半度数になったとしても、牡牛座になることはない。

それに対し、ハウスは5度前ルールが適用される。

ただ、サインの区切りに比べ、ハウスの区切りはファジーだって感じだ。

5度前だから、必ず次のハウスということではなく、次のハウスというステージを、強く意識しているといってた感じだ。

例えば、大学進学が決まった時、まだ高校生だったとしても、大学生活に思いもはせるし、現実的な準備も必要だろう。

現実的には、高校生だけど、すでに大学生としての準備をしているような感じ。

だから、双方を行き来する。

実際のホロスコープでは、5度前にある天体の近くにある天体や、ハウスルーラーなどの影響もうけるだろう。

特に、アングルの5度前の天体にはその傾向がある。

研究者によっては、アングル以外は、5度前ルールを適用しないという人もいるくらいだ。

現実的には、その人がどう認識しているのかが重要だから、何度前が適切かということより、クライアントとしっかり話すことが必要だと思う。