キロンが伝えるのは、現実的なハードルを越えること(旅に出ること)で、傷が癒されていく(自分がヒーラーになって自分を癒す)こと

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私たちは、誰でも、心の奥に、傷を抱えている。

自分では、もう解決したと思っていて、傷ついているとさえ、思っていないこともある。

でも、その傷を、正面から見つめ、ケアすることが必要だ。

自分が持つ、コンプレックスにこそ、強さがあるのだ。

そこに向き合い、葛藤しながら乗り越えていく過程、そのものが大きなギフトになる。

キロンが抱える傷は、自分の意志より大きなところで動いているので、抵抗のしようがない。

同じ体験をしても、どんなものが傷として残るのかは、キロンが抱える傷によって違う。

だからこそ、受け入れて、そこから学ぶことが、大切なのだ。

心の傷を構成するものは、客観的な出来事の主観的な経験。

だから、同じ出来事であっても、傷になる人と、そうじゃない人がいる。

記憶には、すぐに忘れてしまう短期記憶と、深く刻まれていく、記憶長期記憶がある。

ショッキング体験などは、忘れたいと思い、何事もなかったかのように振る舞うことがある。

振る舞うだけでなく、本当に自分でも そんなことなんて、なかったのではないかって思ってしまうのだ。

その形が抑圧や排除になるため、長期記憶として奥深く刻まれてしまう。

心の傷を引き起こした出来事が、遠い過去のものとなっても、必ずしも終わるわけじゃない。

生き埋めにされた感情は、決してなくならず、多くの人たちは、似たような出来事を経験することで、再体験してしまうからだ。

その体験が過去の記憶と重なり合ったり、結びついたりしたとき いきなり過去へ引き戻され、辛い記憶と共に苦痛な感情に包まれてしまう。

忘れ去ったと思っていた傷が、表面化する時期は、いろいろありますが、親が亡くなるという体験を通して、呼び覚まされるものは、非常に多い。

星の遺言~亡くなった人からのメッセージ

キロンは、傷。

傷をケアせず放置すれば、その周辺まで傷つくことになる。

また、いじりすぎても、余計にダメージになる。

ニキビやかさぶたをイメージすると、わかりやすい。

いじりすぎて、悪化した経験がある人は、多いはず。

それと同じで、なかったことにしようと、かきむしったりして、余計にひどくなる。

傷を知ることが、自分の使命を生きることにつながる。

もちろん、ただ知るだけじゃなく、その傷や、そこから得た経験を、どのように生かすのか。

それが、あなただけが持つ人生につながるのだ。

つまり、キロンの傷に向き合うことで、私たちが自分の使命を生きる方向が、見えてくる。

では、そこから逃れるためには、どうしたらいいのだろう?

傷を負っているから、その傷を癒すために、考え行動することで、沢山の経験をする。

それが、やがては人のためになる。

つまり、自分の人生の使命を歩くことにつながるのだ。

心の傷を解消することは、ただ単に過去を忘れるということじゃない。

その経験から得たことを、自分の人生のエッセンスにしていくことだ。

心の傷を見つめるのは辛いことだし、どこに傷があるのかさえ、忘れてしまっているのかもしれない。

でも、同じような経験に触れ、再体験をして、思い出すことによって、その経験が本当の意味で与えてくれたものを、見つめる機会になる。

心の傷から逃れるためには・・・

逃れようとするのではなく、向き合っていくことで、自分が生まれてくる時に決めた、成長が促される。

ホロスコープのキロンは、傷であると同時に、あなたの魂の傷を癒すために、与えられたものを知ってる。

答えは自分の中にあるというように、キロンの傷も、それを癒す方法を知っているのだ。

訳もなく恐れること、不安になること、悲しいと感じることはないだろうか?

それは、あなたの魂が成長するために、与えられたものであり、その理由を知ることで、傷は癒されていく。

キロンは、傷であることには変わりない。

傷があるからこそ、それを癒そうとする。

そして、そのために経験し学んだことが、社会の役に立つっていう風に考えれば、わかりやすい。

優しく癒してくれる人や、楽に乗り越えられる方法が、あるわけじゃない。

キロンが伝えるのは、現実的なハードルを越えること(旅に出ること)で、傷が癒されていく(自分がヒーラーになって自分を癒す)こと。

あなたの魂の傷は、キロンを通して、時に困難として現れ、乗り越えることで、真の豊かさを手に入れることができるのだ。

キロンは、ホロスコープの1周を約50年かけて回る。

だから、50歳を過ぎたことに、大きく声をあげる。

キロンからの声を聴くには、キロンがどの星座にあるのかだけではなく、どのハウスにあるのか、またアスペクトやネットワークはどうなっているのかを、見ていくことが必要だ。

実際は、キロンの傷、どのように癒していくのかは、キロンのネットワークで見ていく。

キロンの星座の支配星が、どのハウスにあるのか。キロンのアスペクトには、何があるのか。

また、キロンが関係する、ミッドポイントには、どのようなものがあるのか。

それらを、総合的に見ていくのだ。

私のキロンは、8ハウスの魚座。

アスペクトは、海王星とのトラインだけなので、一見弱そうだ。

でも、4ハウス(家庭)にある、蠍座の海王星から、8ハウスにある魚座のキロンへのアスペクトは、感情を大きく揺さぶるものだ。

海王星は、8ハウスルーラーでもあり、8ハウスが強調される。

幼少期の家庭が不安定(4ハウス)で、見捨てられた(海王星)という感覚をもって、育ってきたことが、大きな傷のひとつだろう。

自分のルーツ(8ハウス)に対する、不安定な要素は、アイデンティティの形成に、大きく影響しただろう。

だからこそ、消え入るような感覚を払拭したくて、頑張ってきたっていうのもあるかもしれない。

そして、アセンダント/MC=キロン(0’02)=金星であり、キロンの傷に関して、金星が大きなカギを握っているともいえる。

太陽=キロン/ノード(ダイレクト・0’00)からも、持って生まれたエネルギーは、キロンを通して表現されるのだろう。

昔は、傷がすべて癒えて、完璧な状態になったら、人を癒すサポートができると思っていた。

だけど、今は、そうじゃないって思う。

傷があり、自覚しているからこそ、人が抱える傷を、自分の中にもあるものとして、捉えることができ、寄り添うことができるのだ。

完璧を目指そうとすると、自分を偽ることになる。

自分が抱えてきた傷を、本当にありがたいと思える時が増えたら、キロンの旅は、魂が望むものに、近づいていくだろう。

そして、その行動こそが、人生の使命へとつながっていく。

もっと、世界を見てみたいっという思いがわき上がる。

それは、現実的にどこかに赴くだけではなく、心の旅を通してもできるものだ。

使命は、衛生や富を得たり、自分が優れていると誇示するものじゃない。

ただ、自分を慈しみ、目の前のことに愛を感じられること。

その生き方が、波紋のように、誰かに影響を与え、また、与えられて、生きることだ。

 

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