人生で重要な時期表示
みぶきえみです。
人生には波がある。
そして、ホロスコープから見る、重要な時期表示も存在する。
だけど、それは人によって違うっていうのが、真実だ。
29歳前後のサターンリターンや、42歳前後の天王星のハーフリターンは、転機の時期として有名だ。
だけど、個人のホロスコープをみていくと、それ以上に大きな時期表示があることが、少なくない。
29歳、42歳については、以下の記事も参照してほしい。
ついでに、キロンのリターン。
だけど、最近は、「普通はこうだよね。」っていう感覚が薄れて、私にとってはどうだろうって考える人も増えてきた。
だから、ちゃんと自分のホロスコープと、向き合おうとする人が多いんだろう。
出生図を見たとき、トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)が、太陽や月やアングルに、重なる時期が来るのかどうか、来るのならいつなのか?
その時期が、非常に重要だといえる。
冥王星で考えてみると・・・
まずは、現在の冥王星の位置を、トランジットチャートを作って確認する。
(2021年8月現在は、山羊座24度。)
下のホロスコープでは、出生図の冥王星は蠍座12度で、現在の冥王星は2ハウスの終わりにある。
この人生の期間の中で、重要な時期となるのは、冥王星が太陽に重なる時期とアセンダントに重なる時期だ。
太陽に重なるのは1~2歳のころ、アセンダントに重なる時期は11歳頃だ。
1~2歳での大きな転機っていっても、イメージできないかもしれない。
これは、長男のホロスコープだけど、私が離婚したのは長男が1歳半のころ。
そして、私の旧姓になった。
それが、彼の底からの変わらない名前になったことや、私の弟夫婦に子供ができなかったので、旧姓を継ぐのは長男になったことを考えると、冥王星の根深い変化がうかがえる。
下のホロスコープでは、出生図の冥王星は蠍座17度で、現在の冥王星はアセンダントを過ぎたところにある。
この人生の期間の中で、重要な時期となるのは、冥王星が月に重なる時期とアセンダントに重なる時期だ。
月に重なるのは9歳ごろ、アセンダントに重なる時期は、去年で、同時に土星とも重なる。
サターンリターンとも重なる時期のため、大きな変化が起こったと考えられる。
この時期、母(息子にとっては祖母)が亡くなった。
次男は体が弱くて、よく保育園を休み祖母と過ごしていたからか、おばあちゃん子だった。
そして、母と連絡がつかないことを不安に思い、母が倒れているのを最初に発見したのだ。
人の死を身近に感じることがない生活の中で、衝撃的だったと思う。
上のホロスコープでは、サタンリターンや天王星のハーフリターンとは、全く無関係な時期が、大きな転機となっている。
そして、下のホロスコープの場合は、サターンリターンの時期と重なってはいるが、冥王星の影響も大きかったことは、確実だろう。
クライアントさんのホロスコープを見ていても、大きな転機の時期っていうのは、人によって違うというのが、強い印象だ。
占星術が少しわかる人は、上記のような方法で、トランスサタニアンの影響をピックアップしてみると、大きな気づきがあると思う。
風の時代といわれる今、この先、天王星も双子座(風)のサインに入り、冥王星も水瓶座(風)のサインに入っていく。
天王星や水瓶座のエネルギーが高まる時代は、個性化の時代だ。
AならばBというような、クックブックのような考え方は、重要ではなくなり、「私はどうなのか?」という答えを求めるようになるだろう。
そして、それは、誰かに答えを与えてもらうのではなく、誰かのサポートを受けながら、自らが見つけていく必要があるだろう。